用語集

鋳造用語 索引

 

◆ アーク溶解(あーくようかい)

Arc Melting

金属溶解方法のひとつ。電極に電気を流し、電極から発生するアークをワーク(地金)に飛ばしてその熱で 溶解 を行う方法。

◆ RTVシリコーンゴム(あーるてぃーぶいしりこーんごむ)

RTV Silicone Rubber / Room Temperature Vulcanization Silicone Rubber

液状シリコーンゴム(LSR / Liquid Silicone Rubber) の一種で、硬化剤で硬化する二液性のシリコーンゴム 。
RTVは、Room Temperature Vulcanization の頭文字に由来する名称 。 ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 )では、加熱することなく硬化するため、熱のかけられない 原型 の型取りに使用される。硬化剤との混錬で空気が混入するため、気泡の除去に真空脱泡装置が必要となる。液状で加熱が不要かつ、絶縁効果もあるため電気や機械部品のコーティング、接着などにも使用される。

◆ RP(あーるぴー)

Rapid Prototyping

1980年代から実用化されたコンピュータ制御での効率の良いプロトタイピング行うための装置の総称。(Rapid Protyping)の略。RPには、 CNC 3Dプリンター がある。

◆ アケ型(あけがた)

Pouring Mold

鉄や黒鉛(カーボン)製の溶けた金属を注ぎ込み塊にする型。縦型と横型がある。彫金用の工具。

◆ R熱電対(あーるねつでんつい)

#R Thermocouple / Thermocouple Type R

熱電対 の種類のひとつ。ロジウム13%を含んだ白金系の熱電対。対応温度は1768℃とされるが、常用では1550℃前後。高価で切れやすい。

◆ 圧迫蓋(あっぱくがい)

Hand Casting Presser

圧迫鋳造 を行うための器具。押し当て部に水を含ませた耐火材料を詰める。 鋳型 の湯口部で金属を溶解し、完了直後に 湯口 にこれを押し当て、 溶湯 の熱で気化した水蒸気圧で鋳造を行う道具。

◆ 圧迫鋳造(あっぱくちゅうぞう)

Hand Presser Casting

加圧鋳造 法の原点とされる圧迫鋳造で使用する持ち手付きの専用の蓋を指す。圧迫鋳造は、粘土などの耐圧材(古くはアスベストに粘土を混ぜたもの)に水分を含ませたものを圧迫蓋に詰める。
鋳型 湯口 で金属を溶かし、充分溶けた段階で準備した圧迫蓋を湯口に押し当てる。 溶湯 の熱で含んだ水分が蒸発し、この水蒸気圧力で溶湯を鋳型内に押し当てる鋳造方法。
圧迫鋳造の場合、湯口で金属を溶かすため、溶湯の 表面張力 が維持できないほどの太さの 湯道 を取り付けると圧迫蓋を押し当てる前に溶湯が鋳型に侵入してしまうため、湯道の太さを補足する(金属にもよるが一般的に0.8から1.2mm程度)。

◆ アルマリング

Alumite-coated Flask / Alma-ring Flask

耐熱性を上げるためにステンレス製の フラスコ (鋳型枠)に酸化アルミニウムを塗布し焼き付けた鋳型枠。 高融点金属 の鋳造で使用する。

◆ アルミ枠(あるみわく)

Aluminum Frame / Rubber Mold Frame

アルミ製の枠。合成ゴムや 熱加硫 式のシリコーンゴムでゴム型を作る際の枠。希望するゴム型の大きさに合わせたサイズがある。コム型のサイズによっては、ゴム型を2個作れる『2個取り』タイプもある。

◆ アマルガム

Amalgam

水銀と他の金属の合金の総称。有名なアマルガムには金アマルガムがある。古来の メッキ 方法。歯科技工での虫歯の穴の詰め物としても使用されていた。

◆ アンダーカット

Undercut Shape / Undercut

金型などの割り型で製品部を抜き取る際の抜き勾配より突き出た部分。これがあると成形物を取り出すことが出来ない。

◆ 鋳掛け(いかけ)

Tinkering

鋳物の不良箇所に溶金を注いで溶けあわせる補修方法。『ロウ付け』と同義語。

◆ 鋳型(いがた)

Casting Mold / Casting Mould / Flask 

鋳造を行う際に 溶湯 を注ぎ入れ金属を流し込むための型。 ブロックモールド法 では、 ワックスツリー フラスコ に入れ、 埋没材 で満たした型を鋳型と表現する。現場用語では、単にフラスコと呼ぶ場合もある

◆ 鋳型強度(いがたきょうど)

Mold Strength / Mould Strength

鋳型 の強さ。鋳造で求められる必要な強度。 ロストワックス鋳造 の場合、焼成前の 生型強度 焼成 時に求められる熱 膨張 に対する強度、鋳型内部の堅牢さなどが鋳型強度の評価要素となる。内部の強度が弱いと 鋳込 まれた 溶湯 の圧力に負けて部分的に欠落することがある。また、 遠心鋳造 の場合には 鋳込み 速度が強いため、他の 鋳造方案 の鋳型より、より高い強度が求められる。

◆ 鋳込み(いこみ)

Casting / Metal Pouring

鋳型 溶湯 を注ぎ込むことで、 の入れ始めから入れ終わりまでを指す。

◆ 鋳込み不良(いこみふりょう)

Casting Failure / Miss Filling / Misrun

鋳造欠陥 の一種。鋳造で 鋳型 内の空洞(製品部)に 溶湯 が充填しきれず、欠損部が発生すること。→詳しく見る

◆ 石座(いしざ)

 Mount / Mounting / Collet / Chaton

宝飾品の部分名称。宝石を置く台座 (Mounting)で宝石を留める爪 (Prong) が取付けられている。宝石の付いた指輪の中心にある宝石(中石 / Centre Stone)用の石座を中石座、その周りの小さな宝石(脇石 /Side Sone)用の石座を脇石座という。

◆ 石留め(いしどめ)

Mounting / Stone Mounting  / Stone Setting

宝飾作の製作用語。指輪やペンダントなどの装身具に宝石を爪でかしめて留めること。
留め方でそれぞれ呼び名がある。爪留め (Prong Setting)、立て爪留め (Crown Setting)、フクリン留め (Bezel Setting)、レール留め (Channel Setting)、連続留め (Pave Setting)、彫留め (Inlay) などがある。

◆ 一方向性凝固(いちほうこうせいぎょうこ)

Directive Solidification

特定の一方向に温度勾配をつけ、順次その方向に 溶湯 凝固 させること。『 指向性凝固 』と同義語。
→くわしく見る

◆ 鋳張り(いばり)

Casting Fins / Flashing

型割れなどの 鋳型 の割れ目(空間)に 溶湯 が侵入し、できた薄いヒレ状の突起。バリと同義語→くわしく見る

◆ インジェクションワックス

Injection Wax / Filler Wax

ロストワックス鋳造( ブロックモールド法 )で、 ワックス型 の作製工程で ゴム型 に射出する専用の パラフィンワックス を主成分とするワックス。通常60℃前後で溶解する。

◆ ヴァージンメタル(ばーじんめたる)

Virgin Metal / New Metal / Refined Metal

新しい地金の意味。ヴァージンは元来未婚の女性や処女を指すが、 鋳造 では『一度も鋳造に使われていない』を意味する。 リターン材 ・リターンメタル・リサイクルメタル等との反意語。

◆ 液相(えきそう)

Liquid Phase

液体の状態の形態を指す。物質の電気的な結合が解かれ、原子と分子が大きく振動して原子配列がランダムな状態。

◆ 液相線(えきそうせん)

Liquidus Line / Liquidus Curve

合金の 平衝状態図 溶解 の際、その合金が 溶解 を開始する温度を表す線。

◆ 遠心鋳造(えんしんちゅうぞう)

Centrifugal Casting / Spin Casting

回転で発生する遠心力を利用する 鋳造方案 。回転の開始とほぼ同時に遠心力が働くため、非常に短時間で 溶湯 鋳型 注湯 される。このため、 凝固 の早い金属や鋳物の肉が薄いものや複雑な形状で有効とされる。『横回転方式』『縦回転方式』『中心回転』などがある。→ くわしく見る

◆ 応力(おうりょく)

Stress / Internal Stress

物体に荷重がかかる時これに抵抗する反応が物体内に生じこの反力を指す。荷重とその大きさは等しく、方向は反対で、大きさは単位面積あたりで表す。

◆ 雄型(おがた)

Core / Inner Mold / Master Model

砂型鋳造 では 中子 を指す。 ロストワックス鋳造 では 原型 ワックス型 などの製品形状に相当する。 雌型 に対応することば。

◆ 押し湯(おしゆ)

Feeder-head / Button

鋳型 の注ぎ口にある金属の塊。 注湯 の凝固収縮に対して 溶湯 の供給をするもの。フィードヘッドとも言う。海外(英語)での宝飾品の現場用語では『ボタン』とも呼ばれる。

◆ カーボンルツボ

Carbon Crucible / Graphite Crucible

黒鉛(C) を主成分とする ルツボ 。粘土と混合したクレーボンド、ガラスでコーティングしたもの、純黒鉛製といくつかの種類がある。黒鉛は加熱すると酸素と結合して燃焼する。『 黒鉛ルツボ 』と同義語。

◆ 加圧鋳造(かあつちゅうぞう)

Pressure Casting

鋳型 に外部からの圧力を充填して行う 鋳造方案 。  → くわしく見る

◆ 快削性(かいさくせい)

Cutting Smoothability 

切削・切断・穴あけ加工したときの面の綺麗さ。切削時の切子( ダライ粉 )が細かく飛び散る方が面がきれいになる。この性質があること。類義語→ 切削性

◆ 解離(かいり)

Dissociation

ひとつの分子が状況の変化により、その成分原子または他分子に分離し、その分解が状況により可塑的に進行すること。

◆ 欠け込み(かけこみ)

Chipping / Chip-in / fragment / clipping

鋳造欠陥のひとつ。 鋳型 内部の 埋没材 の突起などが 注湯 の際の溶湯の流入圧力に負け部分的に欠落し、鋳物の内部や表層に現れること。 石膏系埋没材 では、欠け込みの発生した周辺で石膏成分が熱分解を起こし『 ガス鋳巣 』を伴う場合が多く見られる。

◆ 加工硬化(かこうこうか)

Work Hardening

塑性加工 により金属が硬化する現象。→ 結晶塑性

◆ ガス鋳巣(がすす)

Gas Porosity / Gas Cavity / Pin hole / Blowholes

ガス(気体)により発生した鋳造欠陥の総称。ガスには、『地金自身で含まれているもの』『 溶解 時に取り込まれるもの』『 ルツボ などから発せられるもの』があり、 鋳巣 として認識される場合『過多のガス』か『 鋳型 内からのガスの排出不良』が挙げられる。ガスによる 多孔質鋳巣 を歯科技工では、 ブローホール と呼ぶ。。→くわしく見る

◆ 可塑性(かそせい)

Plasticity / Plastic

塑性ともいう。固体を曲げたり削ったり叩いたりして力を加えて変形し、力を取り除いてももとに戻らない性質。変形加工することができること、またはできる度合。

◆ 過飽和状態(かほうわじょうたい)

Oversaturation / Supersaturation

ある温度で物質の 溶解 度以上に物質が溶け込んでいる状態。

◆ 加熱コイル(かねつこいる)

Heating Coil / Induction Coil

誘導電磁波を発生させるらせん状のパーツ。 誘導加熱 コイルともいう。ワーク(被加熱体)をこのコイルの中心に置き加熱する。コイルの巻き数や径によりインピーダンスや加熱効率が変わる。

◆ 加硫(かりゅう)

Vulcanization

生のゴムに 加硫反応 を起こさせるために硫黄を混ぜること、または加硫反応を起こすこと。シリコーンゴムの場合には酸化物を混ぜ結合させるため架橋(かきょう/パーオキサイド加硫)と呼ぶが、一般的にはの双方を加硫と呼ぶ。

◆ 加硫反応(かりゅうはんのう)

Vulcanization Reaction

加硫 材を混ぜたや合成ゴムやシリコーンゴムに熱を加え、硫黄分を媒介し架橋(新しい分子間結合を作ること)することにより 弾性 や引っ張り強度を持たせること。

◆ 還元(かんげん)

Reducing / Deoxidize / Deoxidization

酸化物から酸素を取り除くこと。

◆ 還元炎(かんげんえん)

Reducing Flame

還元 性がある炎。ガスバーナーでは酸素の供給が少ない温度の低い部分を指す。

◆ 還元雰囲気(かんげんふんいき)

Reduction Atmosphere / Reducing Atmosphere

酸素を奪う特性を持つ気体、またはその気体で満たされた空間。

◆ 間接加熱(かんせつかねつ)

Indirect Melting

誘導加熱 において導体に直接働きかけず、より高い伝導性物質を誘導加熱させ、その導体の 輻射熱 によってより低い誘導体を加熱する方法。 黒鉛ルツボ での金属 溶解 はこれにあたる。

◆ 完全溶解(かんぜんようかい)

Complete Melting

物体が完全に 溶解 して 液相 になった状態。鋳造では、 ルツボ の中の金属が完全に溶けた状態。

◆ 気化(きか)

Vaporization

温度を上昇させた際に、物質が気体となって蒸発する現象。

◆ 稀釈率(きしゃくりつ)

Dilution Ratio

液体の濃度を薄めるための溶媒と液体の比率や百分率。ここでは、 バインダー を水で薄める時の比率や希硫酸を作る時の硫酸と水の割合を指す。

◆ 気相(きそう)

Gaseous Phase / Gas Phase / Vapor Phase

物体の3つの相のひとつ。気体状態の形態を指す。

◆ 規則格子(きそくこうし)

Superlattice / Super Lattice / Ordered Lattice

秩序固溶体とも呼ばれる。 溶湯 凝固 し温度が室温に下がるまでに、原子比が一つおきに配列するなどの簡単な整数比で結晶を作った状態。この結晶は硬くて脆い。金と銅の合金は全率 固溶体 を形成する。

◆ 逆偏析(ぎゃくへんせき)

Inverse Segregation

融点の低い、遅れて凝固する合金の が最初に 凝固 を開始し、このために鋳物の外周部に多く集まるので融点の低い金属や不純物が内部より多くなること。通常の 偏析 とは逆に鋳型の外部から凝固が始まる場合に 結晶粒 の隙間に不純物が吸い込まれる現象。内部より外部に不純物が集まる場合がある。アルミ青銅やブロンズなどに多く見られる現象。

◆ 吸引鋳造(きゅういんちゅうぞう)

Vacuum Suction Casting

真空吸引鋳造ともいう。真空で発生する吸引力を利用した鋳造方案。『 単一方向性吸引 』と『 多方向性吸引 』がある。Vacuum Casting → くわしく見る

◆ 急冷(きゅうれい)

Rapid Cooling / Quenching

急激に冷却すること。
焼き入れなどは、加熱した金属を水や油に浸けて金属を冷やして行う。 晶出 を極力抑えるため液体窒素などに浸けて急冷する場合もある。

◆ 凝固(ぎょうこ)

Solidification

液体が固体に変態する現象。金属では結晶の基となる結晶核が生成され成長する一方で、規則正しい原子配列( 規則格子 )が行われ 凝固 が進行する。

◆ 共晶(きょうしょう)

Eutectic Crystal

共析晶ともいう。合金などが 凝固 するときの凝固形態、結晶組織の一つで、2つ以上の 固相 の混合組織が、各相細かく入り混じった状態。

◆ 共晶変態(きょうしょうへんたい)

Eutectic Transformation

液相 固相 に変わるとき、2つ以上の が同時に 晶出 する現象。→ 共晶 (共析晶)ができること。

◆ 共析変態(きょうせきへんたい)

Eutectoid Transformation

ひとつの固溶体が2つの別の 析出 する現象。 共晶 と同じ機構の現象が固体において起こったもの。

◆ 金属間化合物(きんぞくかんかごうぶつ)

Intermetallic Compound

二元合金状態で 溶湯 凝固 する際、結晶の 晶出 時及び 固相 からも生成される元の金属と違った性質を持つ化合物。原子比が『ひとつおき』などの簡単な整数で構成される組織をもつ。

◆ 金属三角錐(きんぞくさんかくすい)

Nozzle Model / Injection-nozzle Model / Wax Injection Nozzle Model

ワックスの射出成型機(ワックスインジェクター)の射出ノズルの形状に合わせた金属製の 雄型 。ゴム型を作る際に アルミ枠 原型 と共に入れる。

◆ クラッド

Clad / Cladding

圧力と温度をかけて金属に別の金属を圧着(密着)させること。またはこの方法で得られた成形品を指す。 メッキ とは同義ではない。

◆ ゲートスプルー

Gate Sprue

ワックスツリー の部分名称。 センタースプルー から製品部の を結ぶ 湯道 。製品部の肉厚や大きさに対して『太すぎ』『短すぎ』は、 ホットスポット や割れの発生原因となり、『細すぎ』『長すぎ』は、 指向性凝固 の阻害を誘発し、これに起因する 鋳造欠陥 を引き起こす可能性が高くなる。

◆ K熱電対(けーねつでんつい)

#K Thermocouple / Thermocouple Type K

クロメル・アルメルからなる 熱電対 。対応温度はメーカーにより1250℃や1370℃とされるが、1200℃を超えて長時間測温を行うと熱電対の脚(内部の金属)が溶け測温が不可能となる場合が多く見られる。

◆ 傾注法(けいちゅうほう)

Pouring Method / Tilting Method

ルツボ を傾けて中の 溶湯 鋳型 注湯 する鋳造方式。

◆ 係留(けいりゅう)

Temperature Holding / Temperature Keeping

そのまま留め置くこと。 ロストワックス鋳造 での係留は、 鋳型 焼成 工程で炉の温度をそのままの状態で一定時間保つこと。

◆ 経年変化(けいねんへんか)

Secular Change

時間と共に物質の性質、機能、状態などが変わること。しばしば『経年劣化』と同義語。

◆ 経年劣化(けいねんれっか)

Aged Degradation  

時間と共に物質の性質、機能などが好ましくない状態に変わること。しばしば『経年変化』と同義語。

◆ 結晶塑性(けっしょうそせい)

Crystalline Plasticity

金属がもつ特徴。金属を曲げたり叩いたりしたときに弾性変形し、主に『結晶のすべり』により結晶の格子構造の一部が結晶面にそって転移(結晶の原子配列が上下に移動)して永久変形することを指す。応力発生した結晶中の転移が内部応力で増大し、これにより転移が起こりにくくなる。これを 加工硬化 とよぶ。

◆ 結晶粒(けっしょうりゅう)

Crystal Grain

小さな結晶。多結晶では、個々の結晶。

◆ 原型(げんけい)

Master Model / Original Model

一般的には『いちばん初めの形状、元の形』の意味だが、 ロストワックス鋳造 などの造型分野においては生産品(製品)と同じ形状の 雄型 を指す。 雌型 と対応する表現。

◆ 公転(こうてん)

Revolution

物体が他の物体を中心として回ること。天文学では、太陽を中心として、その周りを回ること。

◆ 高融点金属(こうゆうてんきんぞく)

High Temperature Metal

一般的な金属の融点は概ね1000℃前後であるが、これら金属の融点と比べ高い温度で 溶解 する金属の総称。温度の明確な定義はない。慣習的に1300℃前後以上の融点を持つ金属を指す。

◆ 黒鉛ルツボ(こくえんるつぼ)

Carbon Crucible / Graphite Crucible

黒鉛(C) を主成分とする ルツボ 。粘土と混合したクレーボンド、これをガラスでコーティングしたもの、純黒鉛製といくつかの種類がある。黒鉛は加熱すると酸素と結合して燃焼する。『 カーボンルツボ 』と同義語。

◆ 固相(こそう)

Solid Phase

固体の状態の形態を指す。物質の原子と分子が電気的に結合して規則正しく並んでいる状態。金属の場合には結晶の状態。但し、ガラスなどの結晶を持たないアモルファス(非晶質)の物質もある。金属においても凝固プロセスによりアモルファスの金属もある。

◆ 固相線(こそうせん)

Solidus Line / Solidus Curve

合金の 平衝状態図 凝固 の際、その合金が凝固を開始する温度を表す線。

◆ ゴマ鋳巣(ごます)

Porous Cavity / Porous Porosity /Dendrite Porosity

多孔質鋳巣 の俗称。鋳物表面に連続または単独で多数存在する状態。金属内の残留ガスや デンドライト によるものが多い。→くわしく見る

◆ ゴム円錐台(ごむえんすいだい)

Rubber Base / Rubber Cone

ワックスツリー を作る際のゴム製の台。中央に センタースプルー を立てる円錐形の突き出し部があり、これが鋳造の際の 湯口 となる。ワックスツリーを立てた後にこのゴム台に鋳型枠をはめ込むため ステンリング の直径に合わせたサイズを使用する。

◆ ゴム型(ごむがた)

Rubber Mold / Rubber Mould

合成ゴムやシリコーンゴムで作った射出成型用の割り型。主にロストワックス鋳造( ブロックモールド法 )の ワックス型 の射出成型や低融点合金の鋳造(ラバーキャスト)で使用される 雌型 。金型と違い抜き勾配が不要で、ゴムの 弾性 を利用して アンダーカット があっても成型物を取り出すことが可能となる。取り出した後もゴムの復元性で元の形状に復元する。但し、成型物は金型からのものより寸法精度は劣る。

◆ 固容体(こようたい)

Solid Solution

2種類以上の金属または非金属が溶け合い均一な状態の固体を成しているもの。金属などは個々の結晶が規則正しく並んで安定している。この結晶構造に他の元素が入り込んでも元の結晶構造を崩さない状態で入り混じる状態。

◆ 固容限(こようげん)

Solid Solution Temperature

金属が固溶体、つまり元の結晶構造を保ちながら他の元素を取り込むことができる限界点。

◆ 混水比(こんすいひ)

Powder-water Ratio / Mixing Water Ratio

ある物に水を混合する時の割合。混水率ともいう。ここでは、 埋没材 に対する水や バインダー 水溶液の量を指す。比率は体積比。

◆ コンタミ

Contamination

コンタミネーション (汚染) の意味の現場用語。金属 溶解 ではppm単位の異物の混入でも金属組成に影響を及ぼす場合があり、これにより元来の物理特性などの特徴が損なわれたりする。

◆ サーマルクラック

Thermal Cracking

熱膨張によるひび割れや破壊。一般的に固体は熱により 膨張 するが、物質の 脆性 によっては急激な熱膨張が発生すると原子が膨張の 応力 に負け結合が壊れて 脆性破壊 を発生する。混合物では、構成物質の膨張係数の違いにより割れる可能性が強くなる。

◆ 再結晶(さいけっしょう)

Recrystallization

純度の低い粗結晶を不純物の少ない結晶へと成長させること。金属では、乱れた組織を適切な温度で加熱することにより内部 応力 のない一様な組織に戻る現象。

◆ サイズ棒(さいずぼう)

Ring Size Bar / Size Bar / Ring Size Gauge

指輪のサイズ(内径)を測る専用ゲージ。 芯金棒 にサイズが記されたものもある。人の指のサイズを測るリングゲージと対応し、リングゲージで測った指のサイズ(番手)に合わせてこのサイズ棒で指輪のサイズを確認し符合させる。

◆ 酸化(さんか)

Oxidation / Oxidization

元素または、化合物と酸素または、水素が合化すること。広くは、原子・分子・イオンなどが電子を放出するこという。

◆ 残渣(ざんさ)

Residuum / Residue

一般的な残渣とは、ろ過した後に残ったカスを指す。 ロストワックス鋳造 では 鋳型 に残った燃えカスを指す。最も多い残渣はカーボン質(炭化物)で、 焼成 温度より 昇華 点が高く 溶湯 の温度で昇華(気化)してガスを発生し ガス鋳巣 の原因のひとつとなる。

◆ CNC(しーえぬしー)

Computer Numerical Control Machine

RP 装置のひとつ。3Dデータ(CADデータ/STL)をコンピュータ制御(CAM制御)でNC旋盤加工する切削加工装置の略。3軸(xyz)から5軸以上までさまざま。最大で12軸とされる。

◆ 時効硬化(じこうこうか)

Age-hardening / Age Hardening

時間と共に金属が好ましく硬くなること。

◆ 自硬性鋳型(じこうせいいがた)

Self-curing Mold / Self-Solidifying Mould

埋没工程( 鋳型 作製工程)後に常温で硬化するロストワックス鋳造( ブロックモールド法 )の鋳型。 石膏系埋没材 で作製された鋳型。

◆ 指向性凝固(しこうせいぎょうこ)

Directive Solidification / Directional Solidification

特定の一方向に温度勾配をつけ、順次その方向に 溶湯 凝固 させること。『一方向性凝固』と同義語。→くわしく見る

◆ 自硬性埋没材(じこうせいまいぼつざい)

Self Hardening Investment Powder / Self-curing Investment Powder

熱をかけずに水で硬化する 埋没材 。→『 石膏系埋没材

◆ 自重圧鋳造(じじゅうあつちゅうぞう)

Gravity Casting

重力鋳造ともいう。重力を利用した 鋳造方案

◆ 収縮鋳巣(しゅうしゅくす)

Shrinkage Porosity

鋳造欠陥 の一種。 溶湯 が固体に変化する際、金属の凝固収縮により発生する 鋳巣 →くわしく見る

◆ 周辺機器(しゅうへんきき)

Surrounding Machines / Surrounding Equipment / Related Machines / Related Equipment

一般的には生産工程で付随する装置を指す。
ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 では、鋳造の 前工程 後工程 で使用する装置の総称。

◆ 昇華(しょうか)

Sublimation

通常物質は、温度の低い順に固体・液体・気体で 転移する。しかし固体から液体にならず、気体に相転移するものもある、この現象を昇華という。

◆ 焼結(しょうけつ)

Sintering / Sinter

金属や酸化物などの粉末にスキージーと呼ばれる繋ぎ材と一緒に圧縮成型し、高温炉や雰囲気炉で加熱して焼き固めること。金属を 完全溶解 せず粒の表層を溶解して互いの粒を結合させるため鋳造に比べ強度は落ちる。また 焼結 時に20%から30%の大きな収縮を伴う。ロストワックス鋳造では、熱により 埋没材 粒どうしまたは、 バインダー を焼き固めることを指す。
MIM (Metal Injection Molding) は、金属粉とバインダーをまぜたスキージを金型に射出成型し、この焼結で金属を焼き固める鋳造。

◆ 昌出(しょうしゅつ)

Crystallization

液体から結晶が分離して出ていく(析出する)こと。また、結晶の 析出 をさせるための操作。

◆ 焼準(しょうじゅん)

Normalizing

加工 を取り除くため、金属表面の組織を均一化する 熱処理 。焼きならしともいう。

◆ 焼成(しょうせい)

Burn-out Process / Calcination

焼成とは、元来陶器などのセラミックスの生産品を焼く工程 をいう。 ロストワックス鋳造 では、 鋳型 に熱をかけ型内のワックスや樹脂を燃やすことを指す。

◆ 焼成温度勾配(しょうせいおんどこうばい)

Burn-out Curve / Burn-out Cycle

鋳型 焼成 で、 鋳型 の温度(炉の温度)を上昇させる度合い(時間と温度)を示す。 焼成カーブ などとも言う。

◆ 焼成(温度)カーブ(しょうせい (おんど) かーぶ)

Burn-out Curve / Burn-out Cycle

室温から鋳造温度までの昇温プロセスをセグメントで示したグラフ又はデータ。

◆ 焼成炉(しょうせいろ)

Burn-out Furnace

焼成 を行う炉。 ロストワックス鋳造 では、 鋳型 脱ロウ したり焼き固めて鋳造に適した温度に加温する炉を指す。電気炉やガス炉などがある。

◆ 状態図(じょうたいず)

Equilibrium Diagram / Phase Diagram

安定した状態の合金や溶液の の境目を示す図。金属の場合では2元または3元合金の相の変化や固体と液体が混ざり合う温度などを示す図。『 平衡状態図 』と同義語。

◆ 焼鈍(しょうどん)

Annealing

加工硬化 した金属を再度柔らかくするなど、金属を一定の高温で保ち金属内部の を除去するための 熱処理方法 焼きなましと同義語。

◆ 徐冷(じょれい)

Slow Cooling / Annealing

ゆっくりと目標温度まで冷却すること。
金属の熱処理では、焼きなましの冷却方法。

◆ シリカ

Silica

ケイ素(SiO2)や酸性耐火物の主成分。 シリカ は多くの結晶構造を持つため 共晶変態 がおこる温度範囲では熱衝撃に弱い性質を持つ。熱伝導が低いためルツボや鋳型材料に使用される。

◆ シリカ系埋没材(しりかけいまいぼつざい)

Silica System Investment Powder / Silica Investment Powder

シリカ (SiO2)が99%以上の 埋没材 粉末。主に 高融点金属 で使用されるが、一般的な金属すべてに使用が可能。但し、シリカの コンタミ を嫌う金属への使用には注意が必要。

◆ シリカルツボ

Silica Crucible /  Ceramic Crucible / White Crucible

シリカ で作られた高融点用の ルツボ 誘導加熱 の場合、シリカは高周波誘導の影響を受けないためルツボ内の金属に直接作用するように調整を行う。現場用語では、白ルツボなどとも呼ばれる。

◆ 芯金棒(しんがねぼう)

Ring Rod / Ring Anvil

宝飾品の加工で使用するテーパーの付いた棒状の金属工具。指輪などのリング部に当てる当て金。木槌などでリングを叩いてサイズを広げるために使用する。指輪のサイズを測る場合に使用するゲージ(サイズ棒)とは異なる。

◆ 鋳巣(す)

Porosity / Cavity

代表的な 鋳造欠陥 の一種。鋳物内部にできた空洞や外部の穴やへこみの総称。動物の巣 (Nest) と区別するため表記を鋳巣とする場合がある。鋳物内部にできた空洞や外部の穴やへこみの総称。→くわしく見る

◆ ステンリング

Stainless Steel Flask / Sten-ring Flask

ステンレス製のパイプで 鋳型 の枠として使用する。直径(Φ)と高さ(H)でサイズが決まる。

◆ 砂落ち(すなおち)

Mold Stripping / Ease of Sand Stripping 

脱型 の際の 鋳型 材の剥離。

◆ 砂型鋳物(すながたいもの)

Sand Mold Cast / Sand-mold Casting

砂を使用して鋳型を作り、砂型を 雌型 として 溶湯 を流し込む鋳造方法または、これにより成形された鋳物を指す。『砂型鋳造』と同義語。

◆ 砂型鋳造(すながたちゅうぞう)

Sand Mold Casting

砂を使用して 鋳型 を作り、砂型を 雌型 として 溶湯 を流し込む鋳造方法を指す。『砂型鋳物』と同義語。

◆ スプルー(線)(すぷるー(せん))

Sprue

スプルー線または、スプルー。 湯道 のこと。 ワックスツリー の部分名称では、メインスプルー( センタースプルー )、 ゲートスプルー ランナースプルー などがある。現場用語で ベント スプルーがあるが、これは湯道ではない。

◆ 3Dプリンター(すりーでぃーぷりんたー)

Three Dimensional Printing Machine / Three Dimensional Printer

1986年にRPの一機種として開発された装置。3Ðデーターをスライスデーターに変換して一層ずつ積層させて物体を形成させる装置。元々は、3Dプリンティングという技術を指す言葉で、装置はRPシステムと呼ばれていた。2017年に米国のオバマ大統領(当時)が3Ðプリンティング技術を利用したRP装置を3Ðプリンターと称したことが一般に定着した。3Ðプリンターは、大きく7種類に分けられている(2021年現在)。
ロストワックス鋳造で一般的に利用される3Ðプリンターは、鋳造用模型の出力方法として、SLA方式、プロジェクター方式、で焼失可能な素材を使って出力し、これを直接鋳造して成型するダイレクトキャスティングが行われる。焼失可能な素材をマルチジェット方式で出力することもある。一方、砂型鋳造基盤とした3Ðプリンターを利用した鋳造として、SLS方式で鋳型を作り、その空洞に溶湯を注湯するデジタルモールディングと呼ばれる方法で鋳造する生産技術もある。近年では、バインダーと金属粉を混合したスキージーをSLS方式で出力した後、焼結炉で焼き固めて成形物とする、いわゆる金属プリンターにも注目が集まっている。

◆ スラグ

Slug / Float

金属を 溶解 した際に発生する金属以外の不純物を指す。金属以外の不純物は溶融界面に浮く特性を持つ。『のろ』ともいう。

◆ 脆性(ぜいせい)

Brittleness

物質の脆さを示す性質で『粘り』に対応することば。脆性の大きな物質は衝撃値が低く静荷重を加えた場合ほどんど変形せずに破壊する。これを脆性破壊 という。

◆ 脆性破壊(ぜいせいはかい)

Brittle Fracture

物体や物質の脆さに起因する破壊。外部のちからにより物質は、弾性変形から組成変形または、弾性変形から流動変形を経て物体が破壊する。破壊は物質や物体の 脆性 で表される。

◆ 静動鋳造論(せいどうちゅうぞうろん)

Static Casting

スタティック・キャスティング(static casting)ともいう。 鋳造 において 溶湯 は『なるべく静かに』かつ『最短の移動距離』で 注湯 されることが理想であり、これにより 乱流 による 鋳造欠陥 のリスクを軽減できるとする理論。

◆ 堰(せき)

Gate

水流や水量を調節するために、川の途中や湖・池などの水の出口に作るしきり。
鋳造用語での意味は、 溶湯 が通過する場所。ゲートともいう。製品部とゲートスプルーの接する場所を指す。鋳造においても湯の流れを調節する役目をはたす。

◆ 析出(せきしゅつ)

Deposition

固体以外の状態にある物質や結晶が固体として分離して現れる現象。

◆ 石膏系埋没材(せっこうけいまいぼつざい)

Gypsum System Investment Powder / Gypsum Investment Powder

自硬性埋没材 のひとつ。主成分は シリカ (SiO2)だが、これにアルファー石膏を混ぜた 埋没材 ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 による精密鋳造で多用される。石膏成分を含有するため、 焼成 温度が800度以上で石膏成分が分解しガスを発生する(所説あり700℃以上でガスを発生するという論文もある)ため、それ以上の温度で 焼成 を行う鋳造には不向きとされる。また同じ理由で融点が1300℃以上の金属にも不向きとされる。)対応する 鋳型 材として シリカ系埋没材 がある。)

◆ 切削加工(せっさくかこう)

Machining / Metal Removal Machining / Cutting 

削ったり、穴を開けたりして成形する方法。鍛造や鋳造と並ぶ、金属の3大加工方法のうちのひとつ。

◆ 切削性(せっさくせい)

Machineability / Cut Ability

削ることができる性質や特性。類義語→ 被削性

◆ セラミックシェル法(せらみっくしぇるほう)

Ceramic Shell Mold Process

ロストワックス鋳造 のひとつ。 ブロックモールド法 から更に寸法精度を向上させるために発展させた鋳型作製法で ワックスツリー などに鋳型材を水で溶いた スラリー を塗り、その上から砂状の耐火物を付着(スタッコ)させて 鋳型 を作る。一般的には5層から7層同じような方法で鋳型材を積層させる。寸法精度が高いため精度が要求される工業製品の生産で利用されている。但し、金型を使うためにブロックモールド法と比べ生産コストがかかり、鋳型製造工程でもブロックモールド法に比べ時間がかかる(一般的に5から7日)。

◆ センタースプルー

Center Sprue / Main Sprue

溶湯の傾注口/押し湯に直結した、鋳型内の主となる湯道。メインスプルーとも呼ばれる。

◆ 潜熱(せんねつ)

Latent Heat

固相 の物質が 液相 に変態するときに必要な熱カロリーを指す。反対に液相から固相に変態するときに熱カロリーが放出される。カロリーは異なるが 気相 液相 でも発生する。

◆ 相(そう)

Phase

化学的組成及び物理的状態が一様である形態。固体・液体・気体はそれぞれ物質の相を示す表現。

◆ 双晶(そうしょう)

Crystal Twining

2つの結晶が結合して1つになり、互いに対象の一なる状態を指す。 塑晶変形 によるものと 焼きなまし による 再結晶 でできるものと2種類ある。

◆ 層流(そうりゅう)

Laminar Flow

流体の分子が流れの方向にそれぞれ平行に移動する状態にある流れ。液体の粘性が高く流速が遅いときにこの状態になる。
乱流 の反意語。

◆ 底注ぎ法(そこつぎほう)

Bottom Pouring Method / Bottom Pouring

ルツボの底部に 溶湯 を流す穴が開いていて、 溶解 時には詮(ストッパー)で穴を塞いでいる。鋳造時に栓を外して ルツボ の下から溶湯を鋳型に 注湯 する鋳造方式。

◆ 塑晶変形(そしょうへんけい)

Plastically Crystal Deformation

金属が外部の力によりその 結晶塑性 で変形すること。

◆ 塑性加工(そせいかこう)

Plastic Forming / Plastic Working / Deformation Processing

塑性とは外力により生じた変形が、外力を取り去っても元に戻らず永久的に変形する性質。その加工を塑性加工と呼ぶ。
塑性加工には、鍛造加工(Forging)、プレス加工(Press Working)、せん断加工(Shearing)、深絞り加工(Deep Drawing)、曲げ加工(Bending)、押し出し加工(Extrusion)、圧延加工(Rolling)、引抜き加工(Drawing)、転造加工(Form Rolling) などがある。

◆ 多孔質鋳巣(たこうしつす)

Porous / Blowholes

鋳物表面に連続または単独で多数存在する状態。 ブローホール と呼ばれる金属内の残留ガスや デンドライト に起因する 鋳造欠陥

◆ 脱ガス(だつがす)

Crucible

ガス(気体)を排出させたり無くしたりすること。

◆ 脱型(だっけい)

Deoxidant / Deoxidizer / Deoxidizing Agent

型から成形物を取り出すこと。 鋳造 では、 鋳型 を壊して鋳造物を取り出すこと。Quenchは、『 焼き入れ 』だが、 ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 )では、鋳造後の熱い鋳型を水に浸けて壊す作業が焼き入れに似ているため、一部の外国の現場用語として使われる。

◆ 脱酸材(だっさんざい)

Deoxidant / Deoxidizer / Deoxidizing Agent

溶湯 に溶け込む酸素を除去するために添加される材料。金・銀・銅業金には、『純亜鉛』『リン銅』、 高融点金属 には『カルシウム』『シリコン』『マンガン』『ボロン』等

◆ 脱水工程(だっすいこうてい)

Dehydration Process

シリカ系埋没材 の鋳型作製工程で、 埋没材スラリー から一定の水分を抜く工程。脱水にかける時間や気温も結果に影響する。

◆ 脱水条件(だっすいじょうけん)

Dehydration Condition

シリカ系埋没材 無結合型 のため、水と混ぜた バインダー を埋没材粉末に混ぜで固める。そのままだと水分が多すぎるため 埋没材スラリー を鋳型に流し込んだあと一定の水分を抜く必要がある。適切な条件(環境温温や排水効率など)で脱水が行われない場合には、 鋳型 の割れなどが発生する。

◆ 脱ロウ工程(だつろうこうてい)

Dewaxing Process

鋳型 焼成 の工程でワックスや樹脂などを 鋳型 外に排出させたり焼失させる工程を指す。この脱ロウ工程で焼失が未完全の場合には 残渣 が残る可能性が高い。

◆ 多方向吸引(たほうこうきゅういん))

Multi-direction Vacuum Suction

鋳型 側面に多数の穴のあいた フラスコ を使用し、鋳型の上部を除く全方向から真空吸引を行う方法。これにより落下方向以外の水平方向からも吸引が可能となる真空 吸引鋳造 方式。

◆ ダライ粉(だらいこ)

Chip 

切削加工 の際に出る切削カス・切子・廃材。

◆ 単一方向吸引(たんいつほうこうきゅういん)

Single Direction Vacuum Suction

鋳型 の底部から 溶湯 の落下方向に真空吸引を行う真空 吸引鋳造 方式。

◆ 弾性(だんせい)

Elasticity

荷重をかけたときに生じた変形が荷重を除くと元の形状に復元する性質。

◆ 鍛造(たんぞう)

Forging

金属の3大加工技術のひとつ。金属をハンマーなどでたたいて応力をあたえ、へこませたり、曲げたり、叩き出したりするなどの 塑性加工 をすること。

◆ 置換(ちかん)

Substitution

ある物とある物を交換したり置き換えたりすること。

◆ 柱状晶(ちゅうじょうしょう)

Columnar Crystal

柱状の結晶。 溶湯 凝固 するときの冷却速度が遅い場合、端面から柱状に並んで成長発達した結晶。

◆ 鋳造(ちゅうぞう)

Casting

金属の3大加工技術のひとつ。溶かした金属を型の中に注ぎ入れ 塑性加工 すること。

◆ 鋳造後工程(ちゅうぞうあとこうてい)

Process for After Casting

鋳込み後の脱型から後の工程を指す。ロストワックスキャスティングでは、『湯道のカット (Gate Cutting) 』『バリ取り (Chipping) 』『酸処理 (Pickling) 』『ブラスト処理 (Blasting) 』『研磨 (Polishing / Buffing / Finishing) 』などを指す。

◆ 鋳造欠陥(ちゅうぞうけっかん)

Casting Defect / Casting Imperfection / Casting Failure

鋳造工程において起きる鋳造(鋳物)の不具合のことを指す。鋳物の割れや表面の荒れ、内部に空洞ができる 鋳巣 などいくつかの種類に分類され、それぞれ異なった原因を持っている。また、鋳造工程はいくつかの 鋳造前工程 があり、その前工程での不備でも鋳造欠陥に繋がるため、鋳造欠陥の原因は1つとは限らない複雑なケースもある。

◆ 鋳造ツリー(ちゅうぞうつりー)

Casting Tree / As Cast Tree

鋳型 鋳込 まれた 押し湯 の付いた鋳造物全体を指す。製品部を切り取る前の鋳造物全体を指し、鋳込む前の ワックスツリー と同じ形状。

◆ 鋳造の方向性(ちゅうぞうのほうこうせい)

Casting Direction / Metal Flowing Direction / Direction of Flowed Metal

鋳造の際には、 溶湯 が鋳型内空洞を満たす際に抵抗がある方向と抵抗の弱い方向がある。
これは 鋳造方案 により異なる。 重力鋳造 では重力方向に(但し、凝固の遅い金属に利用される底注ぎ鋳型の場合を除く)。 吸引鋳造 一方向性吸引 の場合には重力方向に向かうが、 多方向性吸引 の場合には吸引方向に向かう。 遠心鋳造 では主に遠心力と回転と反対の方向に向かう(回転方向に対して-45°)。 加圧鋳造 では重力方向に向かうが、上部の 押し湯 から圧力がかかるため圧力の押し出し効果により反重力方向以外では方向性がいちばん少ないとされる。

◆ 鋳造方案(ちゅうぞうほうあん)

Casting Methodology

鋳造する方法『 重力鋳造 』『 吸引鋳造 』『 遠心鋳造 』『 加圧鋳造 』他などがある。
注湯 する 鋳込み 方式として『置き注ぎ法(‡ 手込め )』『 底注ぎ法 』『 傾注法 』などがある。

◆ 鋳造前工程(ちゅうぞうまえこうてい)

ロストワックス鋳造[/sg_popup]『 ブロックモールド法 』では、『 ゴム型 作製』『 ワックス型 作製』『 ワックスツリー 作製』『 鋳型 作製』『鋳型 焼成 』を指す。

◆ 中心回転式(ちゅうしんかいてんしき)

Center Pivot Rotation

遠心鋳造 での中心回転式とは、 鋳型 の中心に回転軸を設けて回転させる方式。代表的な中心回転の鋳造機はラバーキャスト用の遠心鋳造機がある。

◆ 注湯(ちゅうゆ)

Casting / Metal Pouring

鋳型 溶湯 を注ぎ込むことで、湯の入れ始めから入れ終わりまでを指す。『 鋳込み 』と同義語。

◆ 彫刻用ワックス(ちょうこくようわっくす)

Carving Wax

ロストワックス鋳造( ブロックモールド法 )で使用する 雄型 成型( 原型 )用の 可塑性 ワックス。高分子系の樹脂の 快削性 を向上させ、刃物やヤスリで 切削加工 を可能としたワックス。融点は、80℃~90℃付近で パラフィン 系ワックスより高く粘りを持って溶融するため、 脱ロウ にはこの特性に合わせた 焼成カーブ を使う。

◆ 直接加熱(ちょくせつかねつ)

Direct Heating / Direct Induction Heating

誘導加熱 において、直接金属に働きかけて高周波を誘導し導体を加熱する加熱方法。 シリカルツボ などによる 溶解 がこれにあたる。

 

◆ 通気性(つうきせい)

Permeability / Air Permeability

気体が通過する性質または、その度合い。 ブロックモールド法 での鋳造では、 埋没材 の粒子間を気体が通過する度合いを指す。おおむね硬い鋳型は通気性が悪く、柔らかい鋳型は通気性が良い。但し、 生型強度 と通気性には因果関係はない。

◆ 爪(つめ)

Prong

宝飾品の部分名称。宝石をかしめ留めする 石座 にある突起部。形状により様々な名称がある。立て爪・鬼爪・袋爪・線爪など。この爪の形状に呼応して 石留め 方法の呼び名も様々ある。

◆ 低融点合金(ていゆうてんごうきん)

Low Temperature Metal / Low Temperature Alloy

通常の金属より低い融点を持つ金属又は、合金。Wikipedia によれば融点230℃とされている。
一般的には、鉛・スズ・亜鉛の合金などのホワイトメタル、バビットメタル、ハンダ材などを指す。アメリカ溶接協会 (AWS) では、融点450℃以上をロウ材、以下をハンダ材と定義している。

◆ 手込め(てごめ)

Hand Pouring / Hand-pouring

鋳造機とは別の 溶解 方法で溶解した金属を手で注ぎ入れること。鋳造機を使わない鋳込み方法を指す場合がある。また、置き注ぎ法でも 取鍋 などで行われる鋳込み方法。

◆ デンドライト

Dendrite

霜などに見られる樹枝状晶。 ロストワックス鋳造 ではこの結晶の成長過程で温度不足から 凝固 が完了した状態。樹枝状結晶の間には空間が残り 鋳巣 として現れる鋳造欠陥の原因のひとつ。『 ゴマ鋳巣 』の原因のひとつ。→くわしく見る

◆ 取鍋(とりべ)

Ladle

溶解 した金属をすくい上げる手持ちの柄が付いた道具。ラドルとも呼ぶ。

◆ 中子(なかご)

Core

鋳物製品の内部に中空部分を作るために使用する内側の鋳型。『芯』『コア』とも呼ばれる。 砂型鋳物 で多用される。

◆ 生型強度(なまがたきょうど)

Strength of Row Molds / Strength of Non-cured Molds

焼成 前の水分を含んだ 鋳型 の強度。

生型強度が低いと、 焼成 前の振動や焼成の 脱ロウ工程 で鋳型内部が部分的に破損する危険性がある。

なめられ

鋳造欠陥の一種。鋳造で鋳型内の空洞(製品部)に 溶湯 が充填しきれず、欠損部が発生すること。『 鋳込み不良 』と同義語。『湯回り不足』とも言う。

◆ 熱加硫(ねつかりゅう)

Hot Vulcanization / Heat Vulcanization

熱により 加硫反応 /架橋加硫(硫黄や酸化物を混ぜて結合)を起こすこと。

◆ 熱処理(ねつしょり)

Heat Treatment

金属に熱をかけ、 や硬度などに変化を与えるために行う処理。目的により『 焼きなまし 』『 焼き戻し 』『 焼き入れ 』『 焼きならし 』『 容態化処理 』などがある。

◆ 熱振動(ねつしんどう)

Thermal Vibration

原子や分子の振幅振動のこと。固体中の原子や分子は運動エネルギーを持っていて絶対零度でも振動している。温度が上がるとこの振動は大きくなる。

◆ 熱電対(ねつでんつい)

Thermocouple

2つの異種金属線の両端を接合し閉回路にすると、接合点の温度差により熱起電力を生じる。この発生する電気量を利用して温度に換算する温度計。
→K熱電対   →R熱電対

◆ 粘性(ねんせい)

Viscosity

液体の粘りを表す性質。液体の温度が下がると急激に粘りが大きくなる。粘性率は圧力と時間の積で表される。

◆ 伸び・伸び率(のび・のびりつ)

Elongation / Elongation Percentage

決められた形状やサイズの金属棒を伸ばし破断するまで伸びた値を元の長さに対して百分率(%)で表したもの。

◆ のろ

Slug / Float

釣り用語では水中の石などに付着する藻類を指すが、鋳造では、金属を 溶解 した際の金属以外の不純物を指す。『 スラグ 』と同義語。

◆ パーティングライン

Parting Line

分かれ目の意味。造型分野では、合わせ型( 雌型 )どうしの合わせ目に発生する境目の筋(ライン)や原型にない突起(バリ)を指す。

◆ 背圧(はいあつ)

Back Pressure

生の圧力に対して反発して押し返す負の圧力。 鋳造 では、 注湯 の際、 溶湯 鋳型 内壁の間に挟まれた空洞内のガス及び溶湯の熱により鋳型内に発生した圧力。

◆ バインダー

Binder

粘結材料(結びつける物の意)。 鋳造 では、 鋳型 の砂粒( 埋没材 粒)同士を結合し鋳型を 焼成 し易くする成分で鋳型の結合や 鋳型強度 の向上のために使用される。

◆ バフ

Buff / Wheel Buff

バフホィール、ホィールバフなどともいう。鏡面仕上げをする布や皮革。円盤状の布・フェルト・皮革を複数枚重ねて縫い合わせた研磨用工具。バフモーターや研磨用ハンドピースに取り付けて使用する。研磨する材質(金属・樹脂・塗装など)専用の研磨材を塗布して回転させて使用する。

◆ バフ研磨材(ばふけんまざい)

Buff Compound

酸化ケイ素・酸化クロム・アルミナなどの砥粒を油脂で固めたりペースト状にした研磨材。 バフ に塗布してモーターで回転させ摩擦熱で油分を溶かしながら使用する。

◆ バフ粉(ばふこ)

Buff Compound / Remaining Buff Compound

被研磨物に付着し付着した バフ研磨材 。バフ研磨材は油脂で固めてあるため粘性があり除去しにくいため、専用の洗浄剤がある。

◆ パラフィンワックス

Paraffine Wax

固形パラフィン。炭化水素化合物の一種で科学的合成物ではない。クレヨンやろうそくに使われているためワックスと表現されるが石油に由来する物質でワックスではない。液体のパラフィンは、ホワイト油などともよばれ、着火剤であったりベビーオイルとしも使われる。

◆ バリ

Fin / Flash / Burr

彫刻や切削加工で切断面にはみ出る金属の薄片。 鋳造 では、型割れなどの 鋳型 の割れ目(空間)に 溶湯 が侵入し、できた薄いヒレ状の突起。『鋳張り(いばり)』と同義語。→くわしく見る

◆ ハンドモーター

Hand Motor / Hand-piece Grinder

金属やプラスチックなどを切削研磨する工具。本体とハンドピースで構成される。砥石や バフ ホィールなど様々な先端ツールをハンドピースに取付け、回転させて研磨を行う。主に歯科技工、宝飾品、模型などの作製や研磨に使用する。ハンドエンジン、ハンドリューター(商品名)などとも呼ばれる。

◆ 引け鋳巣(ひけす)

Shrinkage Porosity

鋳造欠陥 の一種。 溶湯 が固体に変化する際、金属の凝固収縮により発生する 鋳巣 。『収縮鋳巣]』と同義語。
→くわしく見る

◆ 被削性(ひさくせい)

Machinability

切削加工や穴あけ加工したときの削られやすさ。抵抗や温度、刃物との摩擦の度合で客観的に評価される。類義語 快削性

 ◆歪(ひずみ)

Strain

物体は荷重が加わると変形する、その変形の程度を指す。

 ◆表面張力(ひょうめんちょうりょく)

Surface Tension

液体の分子は互いに引き合っており、表面積を小さくする傾向がある。この力を表面張力と呼ぶ。

 ◆ピンクゴールド

Pink Gold

一般的には、金(Au)に銅(Cu)と銀(Ag)を混ぜた金合金。K18の場合では、金75%・銅10.5%・亜鉛4.5%・銀10%などを混合する。最近では、パラジウム(Pd)などを混ぜ、より発色の良いピンク色にする配合もある。銅の成分を多くするとより赤に近くなる。

◆ フィーディング

Feeding

与えることの意。ここでは、凝固収縮する金属に溶湯を連続して供給することを指す。

◆ 輻射熱(ふくしゃねつ)

Radiant Heat

電磁波などの熱線で伝わる熱。
一般的には、熱源からの直接的な熱ではなく、離れている物質の発する熱エネルギーや反射熱を指す。

◆ 沸点・沸騰点(ふってん・ふっとうてん)

Boiling Point

液体が熱せられたときに沸騰して 気化 する温度。この時の外圧が一定であれば、沸騰は一定の温度で生じるため物質特有の定数となる。

◆ 不働態(ふどうたい)

Passivity

腐食生成物が保護膜(酸化被膜)を形成し腐食傾向が著しく減少した状態を指す。ステンレスは含有されるクロムの酸化で不働態となる。アルミ、チタン、ニオブ、タンタル、チタンは 陽極酸化 処理により表面に不働態を形成する。不動態とも表記される。

◆ 歩留まり(ぶどまり)

Yield

全体の生産数量に対して、製品となる生産物の割合。

◆ フラスコ

Flask

ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 では、 鋳型 を作るための金属の筒(鋳型枠)を指す。

◆ ブローホール

Blowholes / Blow Holes

地金に含まれるガスに起因する『 ガス鋳巣 』の一種で、集合的に現れる 多孔質鋳巣 のひとつ。外観は『 ゴマ鋳巣 』と酷似する場合がある。歯科技工で呼ばれる鋳巣の名称。

◆ ブロックモールド法(ぶろっくもーるどほう)

Block Molding / Block Moulding System / Block-mold Method / Solid Molding

ロストワックス鋳造 のひとつ。 セラミックシェル法 とは異なり ワックス型 を入れた フラスコ 埋没材スラリー を注ぎ入れ、一種類のみの埋没材でブロック状の 鋳型 を作る。ソリッド法などとも呼ばれ、俗称として石膏鋳造とも言われるが、厳密には石膏鋳造とは異なる。(石膏鋳造は石膏性の割り型を使用する。)

◆ 平衡状態図(へいこうじょうたいず)

Equilibrium Diagram / Phase Curve

安定した状態の合金や溶液の の境目を示す図。金属の場合では2元または3元合金の相の変化や、固体と液体が混ざり合う温度などを示す図。『平衡図』と同義語。

◆ 平衡図(へいこうず)

Equilibrium Diagram / Phase Curve 

安定した状態の合金や溶液の の境目を示す図。金属の場合では2元または3元合金の相の変化や、固体と液体が混ざり合う温度などを示す図。『平衡状態図』と同義語。

◆ 編昌反応(へんしょうはんのう)

Monotectic Reaction

溶けた合金が 凝固 するときの結晶組織のひとつ。ひとつの 固相 とそれとは成分の異なる新しい 液相 からなる2相状態で、一番初めに凝固を開始する金属が凝固を開始したときにできる結晶。

◆ 偏析(へんせき)

Segregation

合金の 溶湯 凝固 する際、最初に凝固する部分と後から凝固する部分とは一般的に組織を異にする場合があり濃度分布が不均一になる。この現象を指す、特に不純物は最後に凝集する。つまり、外部より内部に不純物が溜まり材質を劣化させる場合が多く見られる。偏析には、正常偏析 (Normal Segregation)、 逆偏析 (Inverse Segregation)、重力偏析 (Gravity Segregation)、ミクロ偏析 (Micro Segregation) がある。

◆ 変態点(へんたいてん)

Transformation Point

熱を上昇・下降したために結晶構造が他の結晶構造に変化する現象、またそれが発生する温度や圧力。点移転ともいう。

◆ ベント

Vent / Air Vent

液体や気体を抜いたり入れたりする穴や抜け口を指す。鋳造では、 鋳型 内に発生したガスを鋳型外や 中子 の外に排出させるための通路。不適切な場所に取り付けると 収縮鋳巣 を誘発する。

◆ 硼酸(ほうさん)

Boric Acid

白色板状の結晶。通常 硼砂 と混合して使用し、融点820℃ぐらい(硼酸45%・硼砂55%)で 溶湯 表面にガラス状の膜を形成する。外部から溶湯へのガスの侵入を防ぐ。

◆ 硼砂(ほうしゃ)

Borax

四硼酸ナトリウムの水化物(Na2B4O7・10H2O)で、878℃で溶融しガラス状になる。金属酸化物を溶解するので非鉄合金の溶剤(フラックス)として用いられる。

◆ 放射温度計(ほうしゃおんどけい)

Radiation Thermometer

金属を加温したときに放たれる光を検知し、金属が持つ放射率により金属の温度を演算し表示する温度計。属に、機能が似るため海外ではパイロメータ (Pyrometer) と呼ばれることもある。

◆ 包晶反応(ほうしょうはんのう)

Peritectic Reaction

2元合金が 凝固 する際の変態の一種。ひとつの 固相 とひとつの 液相 が冷却の際に反応して、全く新しい固相を生成する反応。

◆ 膨張(ぼうちょう)

Expansion

膨れること。ここでは熱膨張を指す。通常、物体は熱により膨らみ体積が変わる。これは、熱により規則正しく並んだ原子や分子の 熱振動 が大きくなり電子の周回距離が原子核から遠くなるからである。このため物体を構成する原子と分子どうしがぶつかり合って暴れ、体積が大きくなる。
さらに加熱されると電子が電気結合から解き放たれ、原子どうしの結合が解かれて自由に動き回り物質の が変わる。金属の場合にはほとんどが液体になり、さらなる高温で 沸点 に達し気体となるが、物質によっては液体にならずに気体になるものもある( 昇華 )。気体は液体より熱振動が大きくより自由に動き回っている状態。

◆ 放冷(ほうれい)

Natural Cooling / Room Temperature Cooling

温度の高いものをそのまま放置して温度を下げること。
外気温により冷却スピードが変わる。

◆ 母合金(ぼごうきん)

Mother Alloy / Master Alloy / Ferro Alloy 

合金作製時の添加用合金としてあらかじめ準備する合金。
融点の高い合金に蒸発し易い金属を合金する場合に、蒸発などにより成分比が変わらぬように作られる(Mother Alloy)。
計量が困難な量の微量元素を混ぜる場合のにも予め多めの比率で微量元素の入った合金を作り、これを一定の比率で他の金属に混ぜる フェロアロイ(Ferro Alloy)も母合金の一種 。この中間工程の合金は、マスターアロイ (Master Alloy) とも呼ばれる。

◆ ホットスポット

Hot Spot / Hotspot

部分的に高温になる場所を指す。鋳造では鋳型空洞内で一番初めに高温の 溶湯 にさらされて鋳物が荒れた部分や 湯道 の合流点(T字の中央部や角部など。)で収縮やガスによるヘコミや鋳肌の荒れが発生する。湯道の構成や鋳造温度で調節する。

◆ ホットプレス機(ほっとぷれすき)

Hot Press / Hotpress / Vulcanizor

ヴァルカナイザー ともいう。アルミや鉄製のフレームに 熱加硫 式のシリコーンゴムや合成ゴムを 原型 とともに入れ、上下の熱板にプレスするようにはさみ、熱と圧力で生のシリコーンゴムや合成ゴムを熱加硫して ゴム型 をつくる装置。

◆ 補綴物(ほてつぶつ)

Prosthesis / Prosthetic Appliance

義足など人体の欠落した部分に同じ形態や機能を持たせて人工的に作ったものを指す。例えば入れ歯も補綴物のひとつ。

◆ ホワイトメタル

White Metal / Babbitt Metal

ハンダ付けに使われるハンダ材。鉛とスズからなる低融点合金。玩具や釣り具の一部などに使われる合金。鉛は人体に有害なため近年(2003年以降)は環境保全の目的で鉛の代わりに亜鉛を入れたスズ基の合金に変わってきている。工業方面で軸受けなどに使われるバビットメタルもホワイトメタルと呼ばれるが、組成は玩具や釣り具とは異なりバビットメタルは銅やアンチモンなどを配合した合金。

◆ 埋没材(まいぼつざい)

Investment Powder

ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 では、 鋳型 を作るための耐火性の鋳型材の総称。
→くわしく見る

◆ 埋没材スラリー(まいぼつざいすらりー)

Slurry / Investment Powder Slurry

一般的には、粘土やセメントなどを水で混ぜた泥状、または粥状の状態を指す用語。 ロストワックス鋳造 では、埋没材粉末と水や バインダー 水溶液などを混ぜた泥状の 埋没材 を指す。

◆ 無結合型埋没材(むけつごうがたまいぼつざい)

Non-binding Investment Powder

石膏のように水と混合すると自硬性がない鋳造用の 埋没材 の総称。 バインダー 水溶液を混ぜて使用する シリカ 系などの埋没材を指す。
→くわしく見る

◆ 雌型(めがた)

Mold / Outer Mold

一般的な型を指す。 雄型 に対応する表現。

◆ メス刃(めすば)

Scalpel Blade

手術などに使う刃物。刃先形状は数種類ある。 ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 )では、 ゴム型 を切り分ける際に使用する。メスホルダーに装着して使用する。
通常、直刃(真っすぐな刃)と柳刃(先端が鎌のように曲がった刃)を使う。

◆ メッキ(鍍金)(ときん)

Plating

金属の表面に別の金属の幕を付ける表面処理。
一般的には湿式(金属の溶け込んだ溶液の中の金属をイオン化して電離させ対象物に付着させる)で行うため、電気を通さない物質へのメッキは不可能とされる。電気を通さない物体へのメッキでは、無電解メッキやイオンプレーティングなどで行う。ハードディスクや樹脂系の素材へのメッキはスパッタリングターゲット法などで行う。板貼り (Cladding) とは異なる。 また、金製品では、メッキを (GP / Gold Plating ) または、(PG / Plated Gold) と表記し、金張り (GF / Gold Fielding) または、(FG / Field Gold) と区別している。

◆ 面引け(めんびけ)

Surface Shrinkage

膨張 した成形物の面に発生する収縮のこと。『引け』ともいう。

◆ 焼き入れ(やきいれ)

Hardening

金属を 変態点 以上の温度に上げ急冷させて金属を硬くする 熱処理 を指す。

◆ 焼き付き・焼き付き現象(やきつき・やきつきげんしょう)

Hot Spot / Burnt

鋳造欠陥の一種。 溶湯 と鋳型材料が熱反応を起こして鋳物表面に鋳型材が焼き付いて鋳肌が荒れたり、 砂落ち が悪くなる現象。
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◆ 焼きなまし(やきなまし)

Annealing

加工硬化 した金属を再度柔らかくするなど、金属を一定の高温で保ち金属内部の を除去するための方法。『焼鈍』と同義語。

◆ 焼きならし(やきならし)

Normalizing

加工 を取り除くため、金属表面の組織を均一化する熱加工。『焼準』と同義語。

◆ 焼きもどし(やきもどし)

Tempering

焼きなまし (焼鈍)と似ているが、焼きもどしは、金属の 析出 物の状態を保ちながら金属の粘りを出す 熱処理 を指す。

◆ 湯(ゆ)

Molten Metal / Melting Metal

溶解 した金属及び合金。『 溶湯 』と同義語。

◆ 誘導加熱(ゆうどうかねつ)

Induction Heating

インダクション加熱ともいう。 加熱コイル などの導体に交流磁場を与えると電磁誘導により電流が流れ電気抵抗により発熱すること。

◆ 湯口(ゆぐち)

Pouring Cup / Gate Cup / Feeding Cup

鋳造時の を流し込む『取入れ口』を指す。この部分が『 押し湯 』となる。

◆ 湯じわ(ゆじわ)

Flow Line

鋳造欠陥 の一種。 溶湯 鋳型 内の空洞を満たす前に 凝固 が始まり鋳物表面に密着せず、鋳物表面にできた波型の模様。 鋳込み不良 が発生する直前の現象。
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◆ 湯溜まり(ゆだまり)

Reservoir

を溜める場所。 収縮鋳巣 を防止したり、 指向性凝固 を助長する目的で意図的に湯を溜める場所を設けられた ワックスツリー (鋳型内空洞)の部分名称。

◆ 指なじみ(ゆびなじみ)

Size Area

宝飾品の部分名称。指輪円周で指輪の外側と指と接する指輪の腕から下の場所。円周に沿った角を落として鈍角にした部分。指輪を装着したときの指との感触を和らげる効果がある。

◆ 湯回り不足(ゆまわりぶそく)

Casting Failure / Miss Filling / Misrun

鋳造欠陥 の一種。鋳造で鋳型内の空洞(製品部)に 溶湯 が充填しきれず、欠損部が発生すること。『鋳込み不良』と同義語。『なめられ』とも言う。

◆ 指輪の腕(ゆびわのうで)

Hoop / Shank / Ring Arm

宝飾品やアクセサリーの指輪の部分名称。指輪上部の宝石やデザイン部から下のリング状の部分を指す。宝石やデザイン部を構成する直近の部分で、 石座 の下の部分を『腰』 (Base)、『腕』と繋がる部分を『肩』(Shoulder)、腕から下の部分を (Sizing Area) などと呼ぶ。

◆ 湯道(ゆみち)

Sprue

ロストワックス鋳造で、溶けた金属を供給するための道又は、道を作るためのワックスの線( スプルー線 )、 センタースプルー (メインスプルー) 、 ゲートスプルー ランナースプルー がある。スプルー (湯道)ではないが、空気抜きのために付けられる線状の棒を現場用語で ベント スプルーと呼ぶ場合がある。

◆ 溶解(ようかい)

Dissolution / Melting

物体を加熱して固体から液体に 変態 すること。溶解とは熱を運ぶ電子の動きにより電子集団から各原子が遊離して自由に運動している状態で、それらの原子の熱振動が大きい。融解ともいう。

◆ 陽極酸化(ようきょくさんか)

Anodic Oxidation

希硫酸などに浸けた金属を陽極(+)として電気を流し、金属の電子を取り除くことで表面を 酸化 させること。これにより 不働態 を形成する。アルマイトはアルミの陽極酸化。

◆ 容態化処理(ようたいかしょり)

Solution Treatment

徐冷 で発生する 析出 を防止する方法。
熱処理 する合金を 固溶限 温度以上に加熱してこの状態を保ち、合金元素を原子の状態で溶け込ませ過飽和状態にさせてから 急冷 する熱処理方法。

◆ 溶湯(ようとう)

Molten Metal / Melting Metal

溶解した金属及び合金。『湯』と同義語。

◆ 溶落(ようらく)

Melt Down / Melting Down

固体金属が加熱により液体となる途中で、見かけ上 溶解 しているが内部では固体の状態が残っていること。鋳造では ルツボ 内の液体化した金属の内部に固体が残留している状態。

◆ ラインワックス

Wire Wax / Line Wax

ワイヤーワックスともいう。 パラフィン 系のワックスでできた細い棒状のワックス。もともと歯科技工の鋳造でワックス 原型 を成型する材料。部分入れ歯(パーシャルデンチャー /Partial Denture) のバネ(留め金)を形成するためのもので太さ(Φ)も0.1mm単位でさまざまある。これを宝飾用に流用した。 ランナースプルー ゲートスプルー ベント 用の線として使用し、 ワックス型 の穴埋め修正などの素材としても使用される。

◆ ランナースプルー

Runner Sprue / Runner

湯道 のひとつ。主となる湯道とは別に、 溶湯 の供給を細部まで行き渡らすために取り付ける補足的な湯道。

◆ 乱流(らんりゅう)

Turbulence

乱れた流れ。 層流 と反対の意味。鋳造用語としては、法則性がなく制御できない 溶湯 の流れを指す。乱流は 鋳造欠陥 を誘発する可能性が高くなる。

◆ リターン材(りたーんざい)

Returning Metal / Recycled Metal 

押し湯 湯道 、スクラップ( リジェクト品 )など、一度鋳造に使った完成品以外の地金のこと。次の鋳造に再使用するときに新しい地金と分類するために使い分ける名称。リターンメタルと同義語で『リサイクル地金』とも言う。『 ヴァージンメタル などとの反意語。

◆ 硫化(りゅうか)

Vulcanization

元素または化合物と硫黄(S)が化合すること。合成ゴムやシリコーンゴムを架橋し弾性を出すことを加硫と呼ぶが、英語では硫化と同じ vulcanization と表記をする。

◆ リジェクト品(りじぇくとひん)

Rejects / Rejected Products

リジェクトとは、元来『拒絶』『却下』の意味。製造におけるリジェクトとは、規定の品質以下などで不良品として製品にならないものを指す。

◆ ルツボ

Crucible

金属を溶かすために使用する容器。金属を 溶解 するためグラファイト(炭素/カーボン)、 シリカ 、ジルコンなどの耐熱素材で作られている。金属によってルツボから溶出する成分で コンタミ が発生し金属の組成が変わる場合があるので注意する。

◆ 冷却(れいきゃく)

Cooling

熱処理としての金属冷却の表現には、冷却に費やす時間的な分類で『 炉冷 』『 徐冷 』『 放冷 』『 急冷 』がある。
明確な温度の定義はない。

 

◆ レクロン刃(れくろんとう)

Le Cron Knife / Inlay Carver

インレー成形ともいう。歯科技工でインレー(Inlay / ムシば歯の『詰め物』)を形成する工具。ロストワックス鋳造( ブロックモールド法 )では、 ワックス型 の修正や ワックスツリー の組み立てにこの工具を流用している。ワックスカーバー(Wax Carver / ワックスを削って成形する工具)とは異なる。

◆ レッドゴールド

Red Gold

金(Au)に銅(Cu)を混ぜた金合金。『赤割り』とも呼ばれ赤味を帯びた発色。K18の場合では、金75%・銅25%の配合比。

◆ ロウ付け(ろうづけ)

Brazing

金属どうしを接合する方法のひとつ。
本体金属より融点の低い合金(ロウ材)を溶解し、毛細管現象を利用して合わせ目にロウ材を流し込み接合する。ロウ材は融点が450℃以上と定義されているため半田(ハンダ)とは異なる。溶接(welding)は共材(ともざい/本体と同じ金属)で接合するためロウ付けとは別に分類されている。 『鋳掛け』 と同義語。

◆ ロウ引け(ろうびけ)

Shortage of Brazing Filler Metal

ロウ付け の際のロウ材の不足、熱のかけ過ぎや高温になる回数が多くなると、ロウ材の亜鉛やスズなどの融点の低い金属が酸化したり、高温になる場所に移動して分散し、ロウ付け箇所に段差が出ること。ロウ切れともいう。

◆ ロウ目(ろうめ)

Brazing Print / Brazed Line / Filler Line

ロウ付け 箇所に残る製品部の金属の色とロウ材の色の違いによる筋。

◆ ロストワックス鋳造(ろすとわっくすちゅうぞう)

Lost-wax Casting-

鋳造の種類の分別用語。元来 原型 などを蜜蝋などの蝋で作り、これを鋳型内で焼失(脱ロウ)して空洞をつくり、これに溶けた金属を流し込む鋳造方法であるため、WAX(蝋)をLOST(失くする)この方法をロストワックス(Lost Wax)と称した。

◆ 炉冷(ろれい)

Furnace Cooling

加温が終了した炉内でゆっくりと冷却すること。
身近なものでは、陶器やガラスながこの方法で冷却される

◆ ワックス型(わっくすがた)

Wax Pattern / Wax Model

ロストワックス鋳造 で、ワックスや樹脂、高分子系の素材とワックスを混ぜて作られた模型。 焼成 時に 鋳型 内で焼失させるために作られる 雄型 。『ワックスパターン』と同義語。

◆ ワックス射出(わっくすしゃしゅつ)

Wax Injection

ワックスを圧力で押し出すこと。

◆ ワックスツリー

Wax Tree / Wax-tree

ロストワックス鋳造( ブロックモールド法 )で センタースプルー に取り付けられた製品部の ワックス型 の総称。ワックスツリーの形状は様々あるが、基本的な形状が樹木に似ることがこの名称の由来。このワックスツリーを 鋳型 となる フラスコ に入れ 埋没材 を注ぎ入れて鋳型とする。

◆ ワックスパターン

Wax Pattern / Wax Model

ロストワックス鋳造 で、ワックスや樹脂、高分子系の素材とワックスを混ぜて作られた模型。 焼成 時に 鋳型 内で焼失させるために作られる 雄型 。『ワックス型』と同義語。

◆ ワックスポット

Wax Pot / Waxpot / Wax Injector

ロストワックス鋳造 ブロックモールド法 )でワックスを射出成形する装置。ワックスインジェクター ともいう。

 

◆ 割り金(わりがね)

Alloy / Alloys

合金を造る目的で、主成分の金属(主に貴金属)に添加する金属を指す。
金の場合を例にとると、K18の場合主成分の金に25%の銅や銀を混合する。この場合の銅や銀を『割り金』と呼ぶ。強度をあげるために金の硬度を上げたり、色を変えたりする目的で割り金を入れる。銅や銀の割合を変えることにより発色が変わる(赤割や青割りなどと言われる。ホワイトゴールドはニッケルやパラジウムを入れ金を白色にしたもの。)

© 2021 吉田キャスト工業株式会社

晶出(しょうしゅつ)
Crystallization

液体から結晶が分離して出ていく(析出する)こと。また、結晶の析出をさせるための操作。

冷却水について

高周波誘導加熱及びアーク溶解の鋳造機には、装置の冷却のために冷却水配管工事が必要です。

冷却水の条件
『◆水温1℃~35℃』『◆水圧0.2MPa~0.3MPa
『◆流量3ℓ/分以上』『◆水質無色透明中性

★上記の条件が満たない場合
 冷却水循環装置が必要です。
★冷却水の水温が35℃以上になる場合
    チラー(冷却機能)付きの冷却水循環装置が必要です。
★冷却水は、稀釈した不凍液のご使用を強く推奨致します。

ノイズフィルター

ノイズフィルターとは、電源ケーブルから侵入する必要以外の信号や雑音から装置の誤動作を防止するために取り付けられるフィルターです。
弊社装置は、外部からのノイズを防止するために、高周波誘導加熱による鋳造機には標準装備されています。
しかし、ノイズの種類や外部環境の変化などにより、長期間経過後に発生する場合もあります。
ノイズは鋳造機内部の配線などに直接影響をあたえるものもあります。

ノイズについて
動作を行う機器、電力で作動する機器からはノイズが発生します。ノイズは、ラジオ音声やテレビ画像にも影響を与えます。 
また、ノイズは、鋳造機の高周波発振やシーケンサにも悪影響を与えるため動作不良が発生する場合があります。
ノイズの影響の有無については机上計算が困難なため、残念ながら現地の設置・運転まで不明です。

コンプレッサー

コンプレッサーとは、圧搾機です。ここでは、圧搾空気を作る装置を指します。
弊社装置は、大気加圧の空気源として加圧鋳造機に必要な装置です。また、加圧鋳造機以外でも圧搾空気により装置の動作を行う鋳造機があります。
★空圧源を不活性ガスボンベから導入する場合には、コンプレッサーは不要です。

エアーコンプレッサーの条件
0.6MPa~0.9MPaの圧力が必要です。
★エアーコンプレッサー本体から鋳造機までの距離が遠い場合には、配管抵抗で必要な圧力が鋳造機に供給できない場合がありますのでご注意下さい。

電気工事について

高周波誘導加熱及びアーク溶解の鋳造機に『D種設置工事』が必要です。

D種設置工事とは
必ずアースを取ること。
具体的には、『銅板・銅棒・亜鉛メッキした鉄棒(接地極)などに、銅線をロウ付けにより接続し、地中深く埋め込み、あるいは打ち込んで電線を延長し装置と接続する』工事です。

不活性ガス設備

金属の溶解や鋳造で不活性ガスが必要な場合には、(カーボンルツボを使用する鋳造機には必須となります。)不活性ガスボンベの設置が必要です。
不活性ガスには、アルゴンガス・窒素ガス・ヘリウムガスなどありますが、弊社ではアルゴンガスを推奨致します。
不活性ガスボンベには、流量計圧力調整のレギュレータの取り付けが必要となります。

ダウントランス

ダウントランスとは、降下電圧器。交流電力の電圧を下げる装置です。海外への設置の場合には必要です。

弊社装置は、日本国内の電圧で正常かつ安全に稼働するように作られています。海外の電圧は日本より高いため電圧を下げる装置が必要です。
例えば、200Vの装置では、装置は±10%(20V)の範囲で対応し220Vは許容範囲ですが、220Vでの10%(242V)では、装置は壊れます。
海外家庭用電源の場合:単相100Vへ変圧
単相200V:海外単相電圧を200Vに  出力2.5kWの鋳造機の入力は4kW
三相200V:海外三相電圧を200Vに
      出力5kWの鋳造機の入力は7kVA
                   出力7.5kWの鋳造機の入力は10kVA
上記の出力に合わせた降下電圧器が必要となります。

 キャストタイマー
Cast Timer

弊社の鋳造機に採用されるシステム。見かけ上の溶解から完全溶解までの時間を入力する。
実際には、『溶解確認ボタン』を押してから実際の鋳込み開始までの時間を制御するタイマー。これにより溶湯の温度を表示しなくても最適な鋳造温度での鋳造を再現することができる。

急冷(きゅうれい)
Rapid Cooling / Quenching

急激に冷却すること。
焼き入れなどは、加熱した金属を水や油に浸けて金属を冷やして行う。晶出を極力抑えるため液体窒素などに浸けて急冷する場合もある。

低融点合金(ていゆうてんごうきん)
Low Temperature Metal / Low Temperature Alloy

通常の金属より低い融点を持つ金属又は、合金。Wikipedia によれば融点230℃とされている。
一般的には、鉛・スズ・亜鉛の合金などのホワイトメタル、バビットメタル、ハンダ材などを指す。アメリカ溶接協会 (AWS) では、融点450℃以上をロウ材、以下をハンダ材と定義している。

 

放冷(ほうれい)
Natural Cooling / Room Temperature Cooling

温度の高いものをそのまま放置して温度を下げること。
外気温により冷却スピードが変わる。

 

炉冷(ろれい)
Furnace Cooling

加温が終了した炉内でゆっくりと冷却すること。
身近なものでは、陶器やガラスながこの方法で冷却される。

 

 徐冷(じょれい)
Slow Cooling / Annealing

ゆっくりと目標温度まで冷却すること。
金属の熱処理では、焼きなましの冷却方法。

 

 冷却(れいきゃく)
Cooling

熱処理としての金属冷却の表現には、冷却に費やす時間的な分類で『炉例』『徐冷』『放冷』『急冷』がある。
明確な温度の定義はない。

 

 石留め(いしどめ)
Mounting / Stone Mounting  / Stone Setting

宝飾品の作製用語。指輪やペンダントなどの装身具に宝石を爪でかしめて留めること。
留め方でそれぞれ呼び名がある。爪留め (Prong Setting)、立て爪留め (Crown Setting)、フクリン留め (Bezel Setting)、レール留め (Channel Setting)、連続留め (Pave Setting)、彫留め (Inlay) などがある。

圧迫鋳造(あっぱくちゅうぞう)
Hand Presser Casting

加圧鋳造法の原点とされる圧迫鋳造で使用する持ち手付きの専用の蓋を指す。
圧迫鋳造は、粘土などの耐圧材(古くはアスベストに粘土を混ぜたもの)に水分を含ませたものを圧迫蓋に詰める。鋳型の湯口で金属を溶かし、充分溶けた段階で準備した圧迫蓋を湯口に押し当てる。溶湯の熱で含んだ水分が蒸発し、この水蒸気圧力で溶湯を鋳型内に押し当てる鋳造方法。
圧迫鋳造の場合、湯口で金属を溶かすため、溶湯の表面張力が維持できないほどの太さの湯道を取り付けると圧迫蓋を押し当てる前に溶湯が鋳型に侵入してしまうため、湯道の太さを補足する(金属にもよるが一般的に0.8から1.2mm程度)。

経年劣化(けいねんれっか)
Aged Degradation  

時間と共に物質の性質、機能などが好ましくない状態に変わること。しばしば『経年変化』と同義語。

鋳造後工程(ちゅうぞうあとこうてい)
Process for After Casting

鋳込み後の脱型から後の工程を指す。ロストワックスキャスティングでは、『湯道のカット (Gate Cutting) 』『バリ取り (Chipping) 』『酸処理 (Pickling) 』『ブラスト処理 (Blasting) 』『研磨 (Polishing / Buffing / Finishing) 』などを指す。

結晶塑性(けっしょうそせい)
Crystalline Plasticity

金属がもつ特徴。金属を曲げたり叩いたりしたときに弾性変形し、主に『結晶のすべり』により結晶の格子構造の一部が結晶面にそって転移(結晶の原子配列が上下に移動)して永久変形することを指す。応力発生した結晶中の転移が内部応力で増大し、これにより転移が起こりにくくなる。これを加工硬化とよぶ。

鋳造欠陥(ちゅうぞうけっかん)
Casting Defect / Casting Imperfection / Casting Failure

鋳造工程において起きる鋳造(鋳物)の不具合のことを指す。鋳物の割れや表面の荒れ、内部に空洞ができる鋳巣などいくつかの種類に分類され、それぞれ異なった原因を持っている。また、鋳造工程はいくつかの鋳造前工程があり、その前工程での不備でも鋳造欠陥に繋がるため、鋳造欠陥の原因は1つとは限らない複雑なケースもある。

固容体(こようたい)
Solid Solution

2種類以上の金属または非金属が溶け合い均一な状態の固体を成しているもの。金属などは個々の結晶が規則正しく並んで安定している。この結晶構造に他の元素が入り込んでも元の結晶構造を崩さない状態で入り混じる状態。

固容限(こようげん)
Solid Solution Temperature

金属が固溶体、つまり元の結晶構造を保ちながら他の元素を取り込むことができる限界点。

陽極酸化(ようきょくさんか)
Anodic Oxidation

希硫酸などに浸けた金属を陽極(+)として電気を流し、金属の電子を取り除くことで表面を酸化させること。これにより不動態を形成する。アルマイトはアルミの陽極酸化。

脆性(ぜいせい)
Brittleness

物質の脆さを示す性質で『粘り』に対応することば。脆性の大きな物質は衝撃値が低く静荷重を加えた場合ほどんど変形せずに破壊する。これを脆性破壊という。

 

脆性破壊(ぜいせいはかい)
Brittle Fracture

物体や物質の脆さに起因する破壊。外部のちからにより物質は、弾性変形から組成変形または、弾性変形から流動変形を経て物体が破壊する。破壊は物質や物体の脆性で表される。

 

多方向吸引(たほうこうきゅういん)
Multi-direction Vacuum Suction

鋳型側面に多数の穴のあいたフラスコを使用し、鋳型の上部を除く全方向から真空吸引を行う方法。これにより落下方向以外の水平方向からも吸引が可能となる。

 

単一方向吸引(たんいつほうこうきゅういん)
Single Direction Vacuum Suction

鋳型の底部から溶湯の落下方向に真空吸引を行う真空吸引鋳造方式。

 

公転(こうてん)
Revolution

物体の周りを一定の周期で周ること。

 

鋳造(ちゅうぞう)
Casting

金属の3大加工技術のひとつ。溶かした金属を型の中に注ぎ入れ塑性加工すること。

 

鍛造(たんぞう)
Forging

金属の3大加工技術のひとつ。金属をハンマーなどでたたいて応力をあたえ、へこませたり、曲げたり、叩き出したりするなどの塑性加工をすること。

 

ダライ粉(だらいこ)
Chip 

切削加工の際に出る切削カス・切子・廃材。

 

   Au              Atomic No.  79 

元素金属名元素記号英 名属    性比 重融 点結 晶 構 造
AuGold貴金属・還移金属19.321064.18面心立方格子構造

代表的な金合金

合金英名/規格合  金  名比 重融 点構 成 金 属
K22YGK22YG17.621075(約)Au/91.67   Cu/8.33
K22YG 6:4K22 四分六割り17.79 Au/91.67 Cu/5.22 Ag/3.11
K22YG 8:2K22YG 二分八割り16.73 Au/91.67 Cu/6.66 Ag/1.67
K21YGK21 赤割り17.871065(約)Au/87.5 Cu/12.5
K20YGK20 赤割り16.191050(約)Au/83.33 Cu/16.67
K20YG 6:4K20YG 四分六割り16.43 Au/83.33 Cu/10 Ag/6.67
K20YG 8:2K20YG 二分八割り16.33 Au/83.33 Cu/13.33 Ag/3.33
K20YGK20YG 白割り16.941058(約)Au/83.33 Ag/16.67
K20WGK20 ホワイトゴールド16.171270(約)Au/83.33 Ni/16.67
Red GoldK18YG 赤割り レッドゴールド14.97910(約)Au/75 Cu/25
K18YG 9:1K18YG 九一割り15.07905(約)Au/75 Cu/22.5 Ag/2.5
K18YG 8:2K18 八二割り15.16905(約)Au/75 Cu/20 Ag/5
K18YG 7:3K18 七三割り15.26905(約)Au/75 Cu/17.5 Ag/7.5
K18YG 6:4K18 六四割り15.35905(約)Au/75 Cu/15 Ag/10
K18YG 5:5K18 五分割り15.45905(約)Au/75 Cu/12.5 Ag/12.5
K18YG 4:6K18 逆六四割り15.55910(約)Au/75 Ag/15 Cu/10
K18YG 3:7K18 逆七三割り15.65950(約)Au/75 Ag/17.5 Cu/7.5
K18YG 2:8K18 逆八二割り15.75960(約)Au/75 Ag/20 Cu/5
K18YG 1:9K18 逆九一割り15.86980(約)Au/75 Ag/22.5 Cu/2.5
K18 Green GoldK18 青割り グリーンゴールド15.961040(約)Au/75 Ag/25
K18 Pink GoldK18 ピンクゴールド15.30 Au/75 Cu/18 Ag/10 Pd/10
K18 Beige GoldK18 ベージュゴールド15.14890Au/75 Cu/17.5 Ag/5 Cd/2.5
K18 Gray GoldK18 グレーゴールド13.971160Au/75 Fe/25
K18 Purple GoldK18 パープルゴールド7.611050Au/78 Al/22
K18 White GoldK18WG ニッケル 18014.53 Au/75 Ni/18 Zu/7
 K18WG ニッケル 17514.62903Au/75 Ni/17.5 Zu/5.5 Cu/2 
 K18WG ニッケル 17014.65985Au/75 Ni/17 Zu/5 Cu/3 
 K18WG ニッケル 16514.65 Au/75 Ni/6.5 Zu/5 Cu/3.5 
 K18WG ニッケル 15014.35 Au/75 Ni/15 Zu/10
 K18WG ニッケル 13514.77 Au/75 Ni/13.5 Cu/8.5 Zu/3
 K18WG ニッケル 10014.65 Au/75 Ni/10 Zu/5
 K18WG ニッケル   8014.66 Au/75 Ni/8 Cu/12 Zu/5
 K18WG ニッケル   6514.69915Au/75 Ni/6.5 Cu/14 Zu/4.5
 K18WG ニッケル   6014.66 Au/75 Ni/6 Cu/14 Zu/5
 K18WG ニッケル   30 14.60 Au/75 Ni/3 Cu/16 Zu/6
 K18WG パラジウム 25016.781400Au/75 Pd/25
 K18WG パラジウム 20016.611350Au/75 Pd/20 Ag/5
 K18WG パラジウム 15017.87 Au/75 Pd/15 Pt/10
 K18WG パラジウム 14516.341195Au/75 Pd/14.5 Cu/5.5 Ag/5
 K18WG パラジウム 10015.99 Au/75 Pd/10 Ag/8 Ni/7
 K18WG パラジウム   6015.98 Au/75 Ag/11.5 Cu/7.5 Pd/6 
 K18WG パラジウム   5019.34 Au/75 Pt/20 Pd/5 
K14 Yellow GoldK14YG 五分割り13.65 Au/58.5 Ag/20.75 Cu/20.75
 K14YG 八二割り12.04 Au/58.5 Ag/33.2 Cu/8.3
K14 White GoldK14WG ニッケル 17012.68983Au/58.5 Ni/17 Cu/17 Zn/7.5
 K14WG ニッケル 15313.01 Au/58.5 Cu/25.8 Ni/15.3 Zn/0.4
 K14WG ニッケル 14514.39 Au/58.5 Cu/20 Ni/14.5 Zn/7
 K14WG ニッケル 12212.75995Au/58.5 Cu/23.4 Ni/12.2 Zn/5.9
 K14WG ニッケル 11012.66965Au/58.5 Cu/22.5 Ni/11 Zn/8
 K14WG ニッケル   9512.70 Au/58.5 Cu/25 Ni/9.5 Zn/7
 K14WG ニッケル   8512.27 Au/58.5 Cu/28.5 Ni/8.5 Zn/4.5
 K14WG ニッケル   7512.57 Au/58.5 Cu/24 Zn/10 Ni/7.5 
 K14WG ニッケル   7012.80965Au/58.5 Cu/29.5 Ni/7 Zn/5
 K14WG ニッケル   4012.46 Au/58.5 Cu/25 Zn/12.5 Ni/4
 K14WG ニッケル   3012.50 Au/58.5 Cu/27 Zn/11.5 Ni/3 
 K14WG パラジウム 20014.72 Au/58.5 Pd/20 Ag/18.5 Ni/3 
 K14WG パラジウム 19814.75 Au/58.5 Pd/19.8 Ag/19.7 Cu/2
 K14WG パラジウム 17513.73 Au/58.5 Ag/23.5 Pd/17.5 Cu/5
 K14WG パラジウム 16613.14 Au/58.5 Ag/24.1 Pd/16.6 Ni/8
 K14WG パラジウム 12014.271030Au/58.5 Ag/19.5 Pd/12  Cu/10
 K14WG パラジウム 11014.23 Au/58.5 Ag/20 Pd/1.1 Cu/10.5
 K14WG パラジウム 10014.38 Au/58.5 Ag/29.5 Pd/2 Zu/2
 K14WG パラジウム   5014.08 Au/58.5 Ag/27.5 Pd/5  Cu/8 Zn/1
K12 Yellow GoldK12 五分割り12.87 Au/50 Ag/25 Cu/25
K12 White GoldK12WG ニッケル 21011.85 Au/50 Ni/21 Cu/21 Zn/8
 K12WG ニッケル 20011.81 Au/50 Ni/20 Cu/20 Zn/10
 K12WG パラジウム 15012.16 Au/50 Ag/32.5 Pd/15 Cu/10 Ni/1.5
K10 Yellow Gold K10 五分割り12.20 Au/41.7 Ag/29.15 Cu/29.15
 K10 八二割り12.65 Au/41.7 Ag/46.64 Cu/11.64
 K10 二八割り11.78 Au/41.7 Cu/46.64 Ag/11.66 
K10 White Gold K10WG ニッケル 17011.20975Au/41.7 Cu/32.8 Ni/17 Zn/8.5
 K10WG パラジウム 125 13.22 Au/41.7 Ag/45.8 Pd/12.5 
K9 Yellow GoldK9 五分割り11.88 Au/37.5 Ag/31.25 Cu/31.25
K9 White GoldK9WG ニッケル 175 10.60 Au/37.5 Cu/27.5 Ni/17.5 Zn/17.5
 K9WG パラジウム 20013.06 Au/37.5 Ag/42.5 Pd/20 
 K9WG パラジウム 17513.01 Au/37.5 Ag/45 Pd/17.5 
K5 Yellow GoldK5 八二割り11.21 Au/20.1 Cu/63.92 Ag/15.98 

  銅 Cu                   Atomic No.  29 

元素金属名元素記号英 名属    性比 重融 点結 晶 構 造
CuCopper還移金属8.941084.62面心立方

代表的な銅合金

合金英名/規格合  金  名比 重融 点構 成 金 属
C1220リン脱酸銅8.941084.62Cu/99.9up P/0.015-0.04
C1720 Beryllium Copperベリリウム銅25合金8.891081Cu/98-98.2 Be/1.8-2
Shakudo / Red Copper赤銅(しゃくどう)一分挿9.021049(約)Cu/99 Au/1
 赤銅三分挿9.111025(約) Cu/97 Au/3
 赤銅五分挿10.861000(約) Cu/95 Au/5
 赤銅八分挿9.5  963(約) Cu/92 Au/8
Z3234 Chromium Copperクロム銅8.891075Cu/98.5 Cr/0.9-1.3 Fe/0.05 Ni/0.01
 黒四分一(金三分差し)9.21  878(約) Cu/87.3 Ag/9.9 Au/2.8
Shibuichi四分一9.28 825(約)Cu/75 Ag/25 +Au/微量
 並四分一 外三分(金一分差し)9.32 838(約)Cu/77 Ag/25 +Au/1
 並四分一 内三分(金一分差し)9.41810(約)Cu/70 Ag/30 +Au/1
 上四分一(金一分差し)9.91778(約) Cu/60 Ag/40 + Au/1
Gilding Metal C2100丹銅8.91060Cu/95 Zn/5
Commercia Brass C2200丹銅8.851043Cu/90 Zn/10
Red Brass C2300丹銅8.751020Cu/85 Zn/15
C2400丹銅8.65998Cu/80 Zn/20
 Brass黄銅8.71820Cu/65 Zn/35
Navalネーバル黄銅8.43835Cu/60 Zn/37 Sn/0.75
C4641ネーバル黄銅2種8.41900Cu/59-62 Zn/0.5-1 Pb/0.5 Fe+Sn/0.2
Admiralアドミラルティ黄銅8.63940Cu/71 Zn/27.9 Sn/1.1
High Brass C26007/3黄銅(真鍮)8.55945Cu/70 Zn/30
Brass C28016/4黄銅(真鍮)8.42895Cu/60 Zn/40
C3604快削黄銅8.5900Cu/57-61 Zn/65,2-59.3 Pb,1.8-3.7 Fe/0.5
C3771鍛造用黄銅8.43890Cu/57-61 Zn/35.5-41 Pb,1-2.5 Fe+Sn/1
C6782高力黄銅8.25880-941Cu/56-60.5 Zn/33.5-42.7 Mn/0.5-2.5 Al/0.2-2 Pb/0.5 Fe/0.1-1
CAC301高力黄銅鋳物1種7.89-8.38 Cu/55-60 Zn/33-42 Al/0.5-1.5 Fe/0.5-1.5 Mn/0.1-1.5
CAC303高力黄銅鋳物3種  Cu/60-65 Zn/22-28 Al/3-5 Fe/2-4 Mn/2.5-5
C6870アルミニウム黄銅   
C6871アルミニウム黄銅
アルブラック (商標)
8.1 Cu/77.9 Zn/20 Al/2 Si/0.2 As/0.04
Gun Metal青銅 (砲金)8.8990-1030Cu/83-88 Zn11-17
 Tin Bronzeスズ青銅8.7970Cu/88 Sn/4 Zn/6
 Manganin Bronzeマンガニン青銅8.441020Cu/83-89 Mn/10-13 Ni/1-4
CAC402青銅鋳物2種  1050(約)Cu/86-90 Sn/7-9 Zn/3-5 Pb/3-7
CAC403青銅鋳物3種8.71020(約)Cu/86.5-89.5 Sn/9-11 Zn/1-3
CAC502A リン青銅鋳物2種A8.891049Cu/87-91 Sn/9-12 P/0.05-0.2
CAC503A リン青銅鋳物3種A  Cu/84-88 Sn/12-15 P/0.15-0.5
CAC602鉛青銅鋳物2種8.85 Cu/82-86 Sn/9-11 Pb/4-6 Ni/1
CAC606鉛青銅鋳物4種9.1 Cu/74-78 Sn/7-9 Pb/14-16 Ni/1
CAC802 Silzin Bronzeシルジン青銅鋳物2種7.56-7.78955(約)Cu/78.5-82 Zn/14-16 Si/4-5
CAC702アルミ青銅鋳物2種7.5 Cu/80-88 Al/8-10.5 Fe/1-4 Ni/1-3 Mn/0.1-1.5
CAC702アルミ青銅鋳物4種  Cu/71-84 Al/6-9 Fe/2-5 Ni/1-4 Mn/7-15
C6161アルミニウム青銅1種 (アームス)7.7 Cu/83-90 Al/7-10 Fe/2-4 Ni/0.5-2 Mn/0.5-2 Pb/0.02
C6191アルミニウム青銅2種 (アームス)7.51050Cu/81-88 Al/8.5-11 Fe/3-5 Mn/0.5-2
C6241アルミニウム青銅3種 (アームス)7.45 Cu/80-87 Al/9-12 Fe/3-5 Ni/0.5-2 Mn/0.5-2
German Silver洋白(Cu-Zn-Ni基)8.3-8.71200Cu/64 Ni/18 Zn/37
C7060白銅
(キュプロニッケル10%/商標) 
8.93 Cu/88 Ni/10 Fe/1.4 Mn/0.5
C7100白銅
(キュプロニッケル20%/商標)
8.92 Cu/78.8 Ni/20 Fe/0.7 Mn/0.5
C7150白銅
(キュプロニッケル30%/商標)
8.91 Cu/68.95 Ni/30 Fe/0.55 Mn/0.5
Constantanコンスタンタン (商標)8.881290Cu/55 Ni/45