ロストワックス鋳造用脱酸材

吉田キャストは、ガス鋳巣のリスクを軽減できる脱酸材を販売しております。
鋳造する地金により適切な脱酸材を選んで、ガス鋳巣のリスクを軽減しましょう。

ロストワックス鋳造用脱酸材 亜鉛・リン銅・プラチナ用脱酸材

脱酸材は溶解地金量に対して1/1000から2/1000を入れて溶解します。一般的には、地金の場合と同じく最低注文ロットがあり、必要量以上を買うことになります。

弊社では、お客様の利便性を計るため100gより販売を行っております。

脱酸材名対象金属使 用 量注 意 点
亜鉛(純亜鉛)シルバー・金合金
・銅合金
溶解量の1/1000から2/1000
(重量比)
大気溶解でベーパーする。金属により発色が変わる
リン銅地金に残留する。成分が多くなると地金が脆くなる
プラチナ用脱酸材プラチナ合金入れすぎるとプラチナの靭性が劣る

 

亜鉛(純亜鉛)
脱酸効果と鋳造性が改善できる

ショット状

ハンマーでつぶして平たくしてから金冠ばさみなどで切って使用します。
亜鉛は大気溶解するとべーパーします。1/1000から2/1000程度のご使用では、鋳造地金に残留しないので、同じ地金を再度鋳造する場合には新たに投入して使用します。
入れすぎると赤系の金属では合金の発色が白っぽくなりますので、色を気にする場合には注意してご使用ください。
※100gからの販売。

 

リン銅
銅成分の多い金合金やシルバーとの相性も良い脱酸材

粒状

大気溶解でもペーパーしないので、きっちりとした脱酸効果が期待できます。
ハンマーなどで叩くと細かく割れますので、破片を計量して使用します。
リン銅は合金中に残留しますので、度重なる使用は避けてください。一定以上になると地金の靭性が損なわれ、割れやすくなるため使用量と頻度には注意が必要です。
※100gからの販売。

 

プラチナ用脱酸材
プラチナに含有されるしつこい残留ガスに効果てきめん

フレーク状

ルテニウム割りのプラチナ合金など、プラチナ地金の種類によっては、脱ガス溶解を何度行ってもガスの追い出しができない場合があります。その際に脱酸材を投入し、強制的にガスを追い出すことが可能です。
入れすぎるとプラチナ地金の靭性が損なわれるので、分量や頻度には注意が必要です。
※弊社では、地金の中に残留ガスがないことを確認する『脱ガス溶解』を強く推奨しております。脱ガス溶解とは鋳造前にルツボ内で一度溶解し、脱ガスを行う作業です。凝固したプラチナ地金の中央が窪んだらガスがない目安となります。
※15gからの販売。

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