ロストワックス工程表

地金の再生

鋳造後、製品部分を取り分けた後センタースプルーや押し湯などが残ります。 このような一度鋳造に使用した地金(リターン材)をそのまま再利用すると、地金に残留する内包ガスや、リターン材の表面に微量に付着した ...

鋳造物の取り出し

鋳造が完了した鋳型を水に入れ壊し、鋳型の中の鋳造物を取り出す作業から始まり、個々の鋳造物の堰から湯道を取り外して、その切断場所を整形するまでの作業です。   鋳造後の鋳型は、少しの間放冷しま ...

鋳造

焼成炉内の鋳型の温度が、希望する温度になったら1時間係留します。その後、鋳型を鋳造機にセットして地金の溶解を開始します。希望する鋳造のタイミングで溶湯を鋳型に鋳込みます。   鋳造の基本 地 ...

鋳型の焼成

埋没が完了して硬化した鋳型をロストワックス鋳造(ブロックモールド法)専用の焼成炉で焼成します。   鋳型焼成は、温度の高すぎ、低すぎや温度勾配の選び方で様々な鋳造欠陥が発生するため、実際の鋳 ...

埋没作業

ゴム円錐台の上に組み立てたワックスツリーの上からフラスコを被せるように装着し、埋没材を注ぎ入れて硬化させる作業のことです。埋没材は水等で練って泥状にしてから使用します。この状態を埋没材スラリーと呼びま ...

ワックスツリーの組み立て

ワックスツリーとは、ワックス型をセンタースプルーに取り付けたものです。この名称は、出来上がった形状が樹木に似ていることに由来して、この呼び名となっています。 ワックスツリーに取付けるワックス型の数量は ...

ワックス型作製

ワックス型とは、原型の形状が忠実に再現されたゴム型内の空洞に、インジェクションワックスを圧力により射出して作製する、原型と同じ形の立体コピーのことです。   インジェクションワックスの品質・ ...

ゴム型作製

ゴム型は、原型と同じ形のワックス型を作製するための『雌型』の役割をはたすもので、ロストワックス鋳造でのコピー用の元型となります。 このゴム型(ゴムカット)の善し悪しで、ワックス型の良・不良が左右されま ...

湯道の取付け

ロストワックス精密鋳造を一言で言いかえると、『原型の三次元コピー』です。 この技術は、原型の形状を忠実に再現することができるので、原型には製品と同等もしくは、それ以上の仕上がりが要求されます。少々極端 ...

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