ゴム型は、左右交互にカットしていると、どちらが上部なのか分からなくなってしまいます。
この混乱を避けるために、ゴム型に『目印』を付けます。
どのような方法でも良いのですが、ここでは一般的な方法を3種類ご紹介します。
ゴム型の一部切り取り
ゴム型を加硫後、ワックス射出に一番影響のない場所に一部切り込みを入れます。
『上部』『下部』どちらでも構いません。一般的には、射出口の脇あたりが無難な場所です。
ゴム型の射出口付近にメスで切り込みを入れる
色の違うシリコーンゴムを使う
シリコーンゴムで原型を埋め込む際、ゴム型の一方に違う色のシリコーンゴムを入れて目印にします。
違う色のシリコーンゴムを加硫前にゴム型につける
グラフで特徴が一目で分かる!
ティッシュペーパーを使う
原型をシリコーンゴムで埋め込んだ後、ティッシュペーパーを3~4枚ゴム型の上部か下部の一方に敷き、ゴムと一緒に熱加硫します。
こうすると、加硫後のゴム型にペンなどで文字が書き込めます。
製品番号や発注先の名前など、管理上必要な情報も直接書くことが出来るので、お勧めする方法です。
『文字を書き込む側を表にする』など自分でルールを決めておけば目印となります。
ティッシュペーパーと一緒に加硫するとゴム型に文字が書ける