クロム銅(くろむどう)
Chromium Copper / CrCu
銅に少量のクロム(Cr)を添加した高導電性銅合金である。代表的な組成は銅を主成分とし、クロムを約0.4~1.2%程度含む。
純銅が持つ優れた電気伝導性・熱伝導性を比較的高く維持しながら、強度、硬さ、耐熱性、耐摩耗性を向上させていることが特徴である。クロムを固溶させた後に時効処理を行い、微細なクロムを析出させることで強度を高める析出硬化型銅合金である。
高い導電性と強度を同時に必要とするため、抵抗溶接用電極、電極ホルダー、電気接点、導電部品、金型部品などに使用されている。
純銅では軟らかすぎるが、銅本来の高い導電性はできるだけ失いたくない――そのような用途に適した銅合金である。
| 代表的なクロム銅 | ||||
| 種 類 | 代表規格 | 融 点 | 比 重 | 特徴/用途 |
| クロム銅 | C18200(CuCr) | 約1070-1075℃ | 8.89 | 高導電性+高強度。抵抗溶接電極など |
| クロムジルコニウム銅 | C18150(CuCrZr) | 約1070-1780℃ | 8.89-8.91 | クロム銅より耐熱性・高温強度を向上 |
| クロムジルコニウム系銅合金 | Cu-Cr-Zr系 | 約1070℃前後 | 約8.9 | 電極、導電部品、連続鋳造用部品など |
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