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鋳造用語集

カリウム
Potassium

1797年、ドイツのクラプロートは、リユーサイトとリチア雲母という鉱物の中にpotash を発見し、これは植物の成長の産物ではなく、新しい元素を含んでいることに気づき、これをkali(アラビア語で「植物の灰」と呼ぶことを提案した。
1809年、イングランドの科学者デービーが水酸化カリウムの電気分解により単離をした。
元素名の由来は、デービーが提案したpotassium、これはカリウム塩を抽出する方法で木や葉を燃やした灰(ash)を鍋(pot)に入れ、水を加えて鐘江宇し、溶液を蒸発させることからの造語。ドイツ語ではギルバートがkaliumという名称を提案した。このため、英語圏とフランス語圏では、ポタシウムとなり、ドイツ語圏ではカリウムという名称が採用された。日本ではドイツ語の音を引く加里(かり)が当てられた。
元素記号の「K」は、アラビア語の「植物の灰(kali)」とアルカリの語源のkaliに由来する。

カリウムは生物にとって必須の元素である。人体には体重の0.2%のカリウムがとりこまれており、それを補うためのサプリメント、医薬品の鎮静剤やベーキングパウダーの主成分である。植物の成長にも欠かせないために肥料の三大成分のひとつ。
カリウム化合物は、さまざまなものに利用される。食品の防腐剤や酸化剤としてもちいられる。
その他には、黄色の染料、花火、爆薬、メッキ液、漂白剤、ガラス、石鹸、蛍光灯など多岐におよぶ。

 

元   素   記   号 K
陽      子      数 19
価   電   子   数  1
原      子      量 39.0983
融                点 63.65
沸                点 774 
密                度 0.862
存      在      度 地球  9100 ppm   宇宙  3770
代表的な製品 サプリメント・鎮痛剤・ベーキングパウダー・防腐剤・酸化剤・染料・ガラス・蛍光灯・石鹸・漂白剤・爆薬・花火他

 

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