ゴム型の作製には、アルミ枠へのシリコーンゴムの詰め方、ゴム型の肉厚、カットの方法など覚えておくことがいくつかあります。
ここでは、ゴム型作製に関連する記事を一覧にまとめました。各ページには、それぞれの詳細を図解付きで説明しています。
原型の形状に適したシリコンゴムを選ぶ
ゴム型作製を始めるにあたり、最初に重要なのは『原型形状に適したシリコーンゴム』を選ぶことです。
生産コストを考えると『高品質』が最も良いとも限りません。また、品質が低すぎても複雑な形状のゴムカットの際にゴムがちぎれ原型として機能しない場合もあります。
『コスト』『品質』『硬度』の違いから原型に合ったシリコーンゴムを選ぶことが必要です。
グラフで特徴が一目で分かる!
原型の埋め込みから加硫までの方法
アルミ枠に原型とシリコンゴムを埋め込み、ヴァルカナイザーでゴム型を加硫する手順を写真付きで説明します。
ゴム型作製に必要な器具や装置、原型を埋め込む際の壁厚などの詳細をご覧いただけます。
熱加硫時間の目安
ゴム型を熱加硫する際の目安時間を説明します。
また、シリコンゴムには、加硫時収縮と経過収縮が発生します。ゴム型の収縮が起きるとワックス型にも影響を及ぼすため、収縮に対しての対策も紹介しています。
ゴム型を切るメス刃の種類と持ち方
ゴムカットには、医療用と同等のメス刃を使用します。非常に鋭利な刃物のため、装着方法や安全な持ち方についてご説明します。
ゴムを切る際はメス刃を垂直に当てて、ゴム型の切断面を平行にする必要がありますので、メス刃の角度も大変重要です。
ゴム型の開き方と姿勢について
ゴムカットは、右利きの人の場合には、右手でメスを持ち、左手の『親指と人差し指』『親指と中指』のどちらかでゴムを開きます。
ゴムカットで重要なことは、ゴム型の切断面を垂直に切ることです。そのためには、ゴム型の上部と下部の双方を均一に開かなければなりません。
ゴム型を均一に開く指の使い方と姿勢について説明します。
ゴムカットの基本手順
ゴムカットの基本的な手順は『ゴム型周囲の切り込み』『開部の切り込み』『中子・エアーベント付け』の3段階です。
ゴムカットの種類や基本手順を写真付きで説明します。
グラフで特徴が一目で分かる!
ゴムカットで失敗しないポイント
ゴムカットを上手に行う秘訣は『ゴム型を充分に開くこと』『ゴム型の向きを正確に把握すること』です。
以上の2点を詳しく説明していきます。
エアーベントの付け方
ゴム型のカットが完了したら、最後にエアーベントを付けます。
エアーベントとは、ワックスを注入する際にゴム型内部に残留する空気を逃す道のことです。これを付けることによりワックス型を綺麗に注入することができます。