【まとめ】鋳造用ゴムカットのポイント/ビギナー編

ゴム型の作製には、アルミ枠へのシリコーンゴムの詰め方、ゴム型の肉厚、カットの方法など覚えておくことがいくつかあります。

ここでは、ゴム型作製に関連する記事を一覧にまとめました。各ページには、それぞれの詳細を図解付きで説明しています。

 

原型の形状に適したシリコンゴムを選ぶ

ゴム型作製を始めるにあたり、最初に重要なのは『原型形状に適したシリコーンゴム』を選ぶことです。

生産コストを考えると『高品質』が最も良いとも限りません。また、品質が低すぎても複雑な形状のゴムカットの際にゴムがちぎれ原型として機能しない場合もあります。

『コスト』『品質』『硬度』の違いから原型に合ったシリコーンゴムを選ぶことが必要です。

詳しくはこちら
ゴム型用のシリコーンゴムの選び方

シリコーンゴムは、合成ゴムとしての機能はもとより、現在ではシーリング材・保護コーティング材・絶縁材・ガスフィルター・接着剤など、一般工業製品や医療分野に至るまで様々な用途で使われています。 [sg_p ...

続きを見る

グラフで特徴が一目で分かる!

シリコンゴムの品質と特徴をチェック

原型の埋め込みから加硫までの方法

アルミ枠に原型とシリコンゴムを埋め込み、ヴァルカナイザーでゴム型を加硫する手順を写真付きで説明します。

ゴム型作製に必要な器具や装置、原型を埋め込む際の壁厚などの詳細をご覧いただけます。

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用シリコンゴムの加硫(硬化)方法

ゴム型作製は、まずシリコーンゴムを熱加硫する作業から始まります。RTVシリコーンゴムを使用する場合には、熱加硫は行いません。 ただ原型をアルミ枠の中に入れるのではなく、原型の周囲のゴムの厚み(枠と原型 ...

続きを見る

 

熱加硫時間の目安

ゴム型を熱加硫する際の目安時間を説明します。

また、シリコンゴムには、加硫時収縮と経過収縮が発生します。ゴム型の収縮が起きるとワックス型にも影響を及ぼすため、収縮に対しての対策も紹介しています。

詳しくはこちら
ゴム型用シリコーンゴムの加硫(硬化)時間

[sg_popup id="3604" event="click"]ロストワックス鋳造[/sg_popup]([sg_popup id="3616" event="click"]ブロックモールド法[/ ...

続きを見る

 

ゴム型を切るメス刃の種類と持ち方

ゴムカットには、医療用と同等のメス刃を使用します。非常に鋭利な刃物のため、装着方法や安全な持ち方についてご説明します。

ゴムを切る際はメス刃を垂直に当てて、ゴム型の切断面を平行にする必要がありますので、メス刃の角度も大変重要です。

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用ゴム型のカット│メスホルダーの持ち方と刃の角度

ゴム型の開き方 ゴムカットの際のメスホルダーの持ち方は、メスホルダーの上を手で覆いかぶすようにして、人差し指と親指で刃の根本付近をつまむように持ちます。   ペンを持つようにメスホルダーを持 ...

続きを見る

 

ゴム型の開き方と姿勢について

ゴムカットは、右利きの人の場合には、右手でメスを持ち、左手の『親指と人差し指』『親指と中指』のどちらかでゴムを開きます。

ゴムカットで重要なことは、ゴム型の切断面を垂直に切ることです。そのためには、ゴム型の上部と下部の双方を均一に開かなければなりません。

ゴム型を均一に開く指の使い方と姿勢について説明します。

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用ゴム型の開き方と姿勢について

ゴム型のカットは、右利きの人の場合には右手にメスを持ち、左手でゴム型を開きます。 左手の『親指と人差し指』か、もしくは『親指と中指』を使って開きます。 推奨する開き方は『親指と中指』です。 &nbsp ...

続きを見る

 

ゴムカットの基本手順

ゴムカットの基本的な手順は『ゴム型周囲の切り込み』『開部の切り込み』『中子・エアーベント付け』の3段階です。

ゴムカットの種類や基本手順を写真付きで説明します。

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用ゴムカットの基本手順

必要な専用器具と装置 ■ メス刃 ■ メスホルダー ■ タルク又はベビーパウダー ■ 刷毛又は絵具の筆 ー パウダー塗布用 グラフで特徴が一目で分かる!シリコンゴムの品質と特徴をチェック ゴムカットの ...

続きを見る

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用ゴムカットの3つのポイント

加硫が完了したゴム型を2つにカットして、ゴム型に埋め込まれた原型を取り出す作業を『ゴム(型)カット』といいます。ゴムカットは、大きく分けて4つの工程に分けられます。 ゴム型の外周カット ゴム型の2枚お ...

続きを見る

グラフで特徴が一目で分かる!

シリコンゴムの品質と特徴をチェック

ゴムカットで失敗しないポイント

ゴムカットを上手に行う秘訣は『ゴム型を充分に開くこと』『ゴム型の向きを正確に把握すること』です。

以上の2点を詳しく説明していきます。

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用シリコンゴムの上手なカット方法

なぜ開きながらカットする必要があるのか? ゴム型は、ゴムを指で開きながらカットするのが鉄則です。では、なぜ開きながらカットする必要があるのでしょうか。 グラフで特徴が一目で分かる!シリコンゴムの品質と ...

続きを見る

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用ゴム型の向きの見分け方と工夫

ゴム型は、左右交互にカットしていると、どちらが上部なのか分からなくなってしまいます。 この混乱を避けるために、ゴム型に『目印』を付けます。 どのような方法でも良いのですが、ここでは一般的な方法を3種類 ...

続きを見る

 

エアーベントの付け方

ゴム型のカットが完了したら、最後にエアーベントを付けます。

エアーベントとは、ワックスを注入する際にゴム型内部に残留する空気を逃す道のことです。これを付けることによりワックス型を綺麗に注入することができます。

詳しくはこちら
【ビギナー編】鋳造用ゴム型内の空気を逃がすエアーベントの付け方

エアーベントとは、ゴム型内の空気を逃がす場所のことを言います。 シリコーンゴムは通気性がありません。そのため、ワックスを注入する際にゴム型内の空気の逃げ道がなくなり、残留した空気が抵抗となってワックス ...

続きを見る

お問い合わせ

お問い合わせをご希望の方は、こちらより承ります。

© 2024 吉田キャスト工業株式会社