バリの少ないラバーキャスト製品

弊社のラバーキャスト用遠心鋳造機TRC-100とヴァルカナイザーTVC-100の組み合わせにより高い鋳込み能力バリの少ないラバーキャスト製品が期待できます。

遠心鋳造機は回転重心をしっかり確保しているので、ブレの少ない回転が得られ均一な遠心力により回転運動による遠心力をロスなく地金に伝達できます。

また、ヴァルカナイザーはしっかりと剛性を確保し、ゴム加硫の際にゴム型を水平に加硫することができるためゴム型の厚みを均一に近い状態にできるため、バリの少ない精密な鋳造が期待できます。

 

 

精密ラバーキャストとは

円盤状の合成ゴムや耐熱シリコーンゴム製の型を、ラバーキャスト用のゴム型フレームに入れ、円盤状のゴム型をつくり、それを遠心鋳造機にセットしまう。中心を軸に同心円状に回転させ、ゴム型中心部から溶湯を流し込み、遠心力により細部まで溶湯を充填させる鋳造方法で、一般的にラバーキャストと呼ばれる耐熱シリコン鋳造に属する鋳造です。

 

「スズ」「亜鉛合金」などの、いわゆるハンダ系の金属やバビットメタルと総称される、ホワイトメタル(融点400℃程度まで)が対象となります。

 

金属を用いるダイカスト製法や宝飾品製造などのロストワックス鋳造と比べて圧倒的にイニシャルコストが抑えられ、しかも短納期で製造が実現できるため、現代の多品種小ロットの市場要求によりマッチした製造法です。

 

3Dプリンティングによる精密ラバーキャストの実例

本装置は、従来のバルカナイザー(ゴム加硫装置)や鋳造機(中心回転式遠心鋳造機)の強度・精密度を大幅に向上させ、より精密な鋳造を恒常的に行うことを可能にしました。

このため現在では、3Dプリンターからの精密な組み上げ部品の作成や微妙なバランス、重量調整が必要となる「より魚が釣れる」ルアー本体部の製造などに利用され、従来のラバーキャスト製品と比べ「より精密なラバーキャストが行える装置」として評価を頂いております。

 

 

 





  • ラバーキャスト用溶解炉

    準 備 中

ラバーキャストの工程

step
1
原型/マスターモデル

原型を用意します。3Dプリンターで出力した原型や既存の原型を利用できます。

step
2
型の作製

合成ゴムやシリコーンを用いて型を作製します。原型を合成ゴムやシリコーンに埋め込み形状を写します。

step
3
合成ゴム型/シリコーン型を熱加硫

作製した型をバルカナイザーを用いて加硫します。
バルカナイザーは合成ゴムやシリコーンゴムを加温・加圧して熱加硫することにより型に必要な弾性と強度を持たせます。

step
4

地金を溶解

金属溶解炉で地金を溶解します。

step
5
ラバーキャストマシンで鋳造

作製した型を遠心鋳造機にセットし溶解金属を流し込みます。
型が回転し、その遠心力で型の微細な部分にまで溶解金属が流れます。

step
6
仕上げ

必要に応じてバフ仕上げやメッキ処理・塗装等を行います。

ラバーキャストの製品実用例

ラバーキャストは、ダイカストと共にホビーから楽器・釣り具・ギフト・雑貨・装身具などの生産に普及しています。


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