鋳造用語集

錫(すず)
Tin

錫は、[sg_popup id="11271" event="click"]銅[/sg_popup]との合金である[sg_popup id="11375" event="click"]青銅[/sg_popup]として紀元前3000年頃から知られていた。
元々は、[sg_popup id="11269" event="click"]鉛[/sg_popup]と[sg_popup id="11293" event="click"]銀[/sg_popup]の合金を指すラテン語の「stannum」から名称をとった。
錫は、食品の味に影響を及ぼさない。銅製の茶器などの食器の内側に「錫引き」し、銅成分の溶出を防ぐためのコーティング材として使用されてきた。銅は、水に溶出し人体対して毒性があるので、これを防止するためである。

このように、『錫は人間や動物には容易に吸収されず、生体内での生物学的役割は知られていない。錫は金属や酸化物、塩類といった無機化合物の形では毒性が低いため食器や缶詰などの広範囲にわたって利用されている』(ウィキペディアより抜粋)
また、薄い鉄板からブリキをつくる[sg_popup id="762" event="click"]メッキ[/sg_popup]材として使用される。錫は、[sg_popup id="11273" event="click"]鉄[/sg_popup]を錆びから保護する役割がある。
近年、環境保全の観点から鉛の使用が制限されているため、[sg_popup id="11783" event="click"]ハンダ材[/sg_popup]の材料(鉛の代用品)として、また[sg_popup id="5293" event="click"]低融点合金[/sg_popup]の[sg_popup id="3935" event="click"]ホワイトメタル[/sg_popup]の合金成分として利用されている。

元   素   記   号  Sn
陽      子      数  50
価   電   子   数  4
原      子      量  183.710
融                点  231.97
沸                点  2270
密                度  5.75
存      在      度地球  2.5 ppm   宇宙  3.82
代表的な製品トタン・錫引き(銅食器などへのコーティング材)・缶詰容器(内側)

 

© 2024 吉田キャスト工業株式会社