精密ラバーキャストとは
円盤状の合成ゴムや耐熱シリコーンゴム製の型を、ラバーキャスト用のゴム型フレームに入れ、円盤状のゴム型をつくり、それを遠心鋳造機にセットします。中心を軸に同心円状に回転させ、ゴム型中心部から溶湯を流し込み、遠心力により細部まで溶湯を充填させる鋳造方法で、一般的にラバーキャストと呼ばれる耐熱シリコン鋳造に属する鋳造です。
「スズ」「亜鉛合金」などの、いわゆるハンダ系の金属やバビットメタルと総称される、ホワイトメタル(融点400℃程度まで)が対象となります。
金属を用いるダイカスト製法や宝飾品製造などのロストワックス鋳造と比べて圧倒的にイニシャルコストが抑えられ、しかも短納期で製造が実現できるため、現代の多品種小ロットの市場要求によりマッチした製造法です。
ラバーキャストの製品実用例
ラバーキャストは、ダイカストと共にホビーから楽器・釣り具・ギフト・雑貨・装身具などの生産に普及しています。
ラバーキャストの工程
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step1
原型/マスターモデル
原型を用意します。3Dプリンターで出力した原型や既存の原型を利用できます。
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step2
型の作製
合成ゴムやシリコーンを用いて型を作製します。原型を合成ゴムやシリコーンに埋め込み形状を写します。
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step3
合成ゴム型/シリコーン型を熱加硫
作製した型をバルカナイザーを用いて加硫します。
バルカナイザーは合成ゴムやシリコーンゴムを加温・加圧して熱加硫することにより型に必要な弾性と強度を持たせます。 -
step4
地金を溶解
金属溶解炉で地金を溶解します。
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step5
ラバーキャストマシンで鋳造
作製した型を遠心鋳造機にセットし溶解金属を流し込みます。 型が回転し、その遠心力で型の微細な部分にまで溶解金属が流れます。
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step6
仕上げ
必要に応じてバフ仕上げやメッキ処理・塗装等を行います。


