オスミウム
Osmium
1803年、イギリスのテナントが白金鉱を濃塩酸と濃硝酸で溶かしたときに生じる黒い残りかすからイリジウムとともに発見。
ギリシャ語の「くさい (osme)」が元素名の由来。
レニウムと同様に地球上(地殻)では最も少ない元素。またこの元素は最も重い元素でもある。
オスミウムとイリジウムの合金は、酸やアルカリへの耐性が高いため、万年筆のニブ(ペン先)の先端(丸い玉)に使用される。18金などのペン先に、この玉状の合金をロウ付けし、ファインカッター等でペン先にスリットを入れ万年筆がつくられる。
古くは日本も天然のオスミウム/イリジウムの天然合金が東北地方で採掘された。
元 素 記 号 | Os |
陽 子 数 | 76 |
価 電 子 数 | - (N/A) |
原 子 量 | 190.23 |
融 点 | 3054 |
沸 点 | 5027 |
密 度 | 22.587 |
存 在 度 | 地球 0.1 ppb 宇宙 0.675 |
代表的な製品 | 万年筆のペン先(ニブ)の玉 |
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