チタニウム
Titanium
1791年、牧師であったイギリスのグレゴーは、川砂から集めた黒色の物質を調べ、未知の元素を発見した。
チタンと名付けたのは、ドイツのクラプロードで、ギリシャ神話に登場する巨人「タイタン(Titan)」から取った。
チタンは、化合物「二酸化チタン (TiO2)」をつくり、光触媒としてひろく使われている。光触媒は、光のエネルギーを利用して化学反応を速くすすめる性質をもつ。二酸化チタンは、紫外線があたると2つの効果を発揮する。光が当たるとよごれなどを分解する「光触媒効果」と、水をはじきにくくする「親水化」である。
窒素と結合すると靭性が高まる。
チタンは加工性はアルミや鉄などと比べ劣るが、軽くて硬い金属であるため、軽量化金属としても注目されている。
生体反応が低く金属アレルギーをおこしにくい金属であるため、医療関連の器具や補綴物の素材として利用される。
また、ゲッターとしても使用されている。
元 素 記 号 | Ti |
陽 子 数 | 22 |
価 電 子 数 | - (N/A) |
原 子 量 | 47.857 |
融 点 | 1660 |
沸 点 | 3287 |
密 度 | 4.54 |
存 在 度 | 地球 5400 ppm 宇宙 2400 |
代表的な製品 | トイレなどの洗浄、脱臭剤・医療器具・姻族入れ歯・眼鏡パーツ・一部のスポーツ用品・一部の自動車、バイク部品 |
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