鋳造用語集

窒素(ちっそ)
Nitrogen

スコットランドのラザフォードが1772年に大気中で炭素化合物を燃焼させ、そこから二酸化炭素を除いたときに残る気体として単離した。
元素名は、ギリシャ語の『硝石(nitre)』と『生じる(genes)』に由来する。

窒素は、人体の約3%を占める元素で、この値は「[sg_popup id="11285" event="click"]酸素[/sg_popup]」「[sg_popup id="12261" event="click"]炭素[/sg_popup]」「[sg_popup id="11283" event="click"]水素[/sg_popup]」に次いで大きい。
体内の窒素の化合物の一つに「アミノ酸」がある。アミノ酸はタンパク質の部品となる化合物で、アミノ酸が数珠つなぎにつながったものがタンパク質である。アミノ酸は全部で20種類ある。

窒素は、沸点がマイナス195.8℃以下という超低温であり酸素分子や水素分子に比べ安定であるため、試料の凍結保存に用いられる。窒素分子は、石油化学工業、電子工業、金属工業などの産業で幅広く利用され、[sg_popup id="7697" event="click"]不活性ガス[/sg_popup]であるため金属の溶解の不活性ガス雰囲気の材料としても使用される。

また、金属に転化すると、[sg_popup id="11306" event="click"]アルミニウム[/sg_popup]・[sg_popup id="11263" event="click"]バナジウム[/sg_popup]・[sg_popup id="11338" event="click"]チタニウム[/sg_popup]・[sg_popup id="11706" event="click"]ジルコニウム[/sg_popup]・[sg_popup id="11712" event="click"]ニオブ[/sg_popup]と結合し靭性を高める効果がある。

元   素   記   号  N
陽      子      数  7
価   電   子   数  5
原      子      量  14.0067
融                点  -209.86 
沸                点  -195.8
密                度  0.0012506
存      在      度地球  25 ppm   宇宙  3.13×105
代表的な製品- (N/A)

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