亜鉛(あえん)
Zinc
単体金属として製造を始めたのは、13世紀のインドだといわれている。
1746年にドイツのマルクグラーフが菱亜鉛鉱から金属亜鉛を取り出し、その方法を書物に残した。
ペルシャ語の「石 (shing)」、ドイツ語の「フォーク (zink)」が元素名の由来とされる。
亜鉛は、合金材料として他の金属と混ぜて使用される。代表的な合金はハンダ材である。ルアーなどの釣り具や玩具などにはホワイトメタル(スズ亜鉛合金)として多用されている。最も身近な亜鉛を含む合金は真鍮。
また、亜鉛は、味を感じる舌の味蕾(みらい)に存在する。亜鉛が欠乏すると味覚障害が生じる。
元 素 記 号 | Zn |
陽 子 数 | 30 |
価 電 子 数 | - (N/A) |
原 子 量 | 65.409 |
融 点 | 419.53 |
沸 点 | 907 |
密 度 | 7.134 |
存 在 度 | 地球 80 ppm 宇宙 1260 |
代表的な製品 | ハンダ材・合金素材・鋳造合金の割金及び、脱酸材・医薬品 |
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