鋳造用語集

鋳型強度(いがたきょうど)
Mold Strength / Mould Strength

鋳型の強さ。鋳造で求められる必要な強度。
ロストワックス鋳造の場合、焼成前の生型強度焼成時に求められる熱膨張に対する強度、鋳型内部の堅牢さなどが鋳型強度の評価要素となる。
内部の強度が弱いと鋳込まれた溶湯の圧力に負けて部分的に欠落することがある。
この部分的に欠落した埋没材により「欠け込み」が発生する場合がある。
また、遠心鋳造の場合には鋳込み速度が強いため、他の鋳造方案の鋳型より、より高い鋳型強度が求められる。

無結合型埋没材の鋳型強度を上げるために、バインダー希釈率を下げたり、粉体との混水比を下げる場合があるが、鋳型が硬すぎると加圧鋳造の場合では、埋没材の通気性が損なわれ、ガス鋳巣を誘発する場合がある。
同時に砂落ちが悪くなり、脱型の際に製品の変形が発生する場合があるので注意が必要となる。

 

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