Mold-rotation System
PRESSURE CASTING MACHINE
modelYGP-7A
ステンレス鋳造に特化したサイズの真空加圧鋳造機!
鋳型回転機能が搭載されているのでプラチナ鋳造にも対応しています。
- 大型の鋳型でステンレス鋳造で高い生産効率を発揮。
- モールド・ローテーション(鋳型回転)機構により、プラチナ合金に対応。
- アナログ式で、直感的な操作が可能。
- カラーゴールドなどの金合金・銀合金・真鍮などの銅合金も鋳造可能。
- プレッシャースピード(加圧速度)のコントロールで、微細なものから肉厚なものまで適切なパラメータ調整が可能。
- オプションで放射温度計が搭載可能。
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大型のチャンバー
生産コストを抑えるため、最大鋳型高さ170mmまで対応できる大型チャンバーを装備。
鋳型回転機構付きの高さ調整台でプラチナ用鋳型(Φ90×80H mm)にも対応します。
手動傾注レバーを搭載
傾注は『自動』『手動』が選択可能。地金量が多い場合には、注ぎ入れの始めはゆっくりと、後から傾注速度を速くするなど、オペレーターの感覚で傾注速度を調整することが可能です。
仕様
型 式 | YGP-7A |
入 力 電 源 | 三相200V 10kVa |
出 力 | 7.5kW |
発振周波数 | 130kHz |
最 大 圧 力 | 0.35MPa |
溶 解 方 式 | 高周波誘導加熱 |
溶解雰囲気 | 大気・真空・不活性ガス |
真 空 度 | ロータリーポンプ |
最大溶解量 | 黒鉛ルツボ 36㏄/シリカルツボ 40㏄ |
最小溶解量 | 2㏄ |
鋳型サイズ | Φ90×170(mm)/鋳型回転時 Φ90×80 |
測 温 方 式 | 放射温度計(オプション) |
運 転 方 式 | アナログシーケンス 自動 / 手動運転 |
機 械 寸 法 | 853W×800D×1185H(mm) |
機 械 重 量 | 270kg(真空ポンプを除く) |
付 属 品 | ロータリーポンプ(300ℓ / 分) |
フェールセーフ 及び安全機構 |
■アラームブザー 【冷却水異常】【過電流】【機械動作制限時間】 ■緊急停止ボタン(ゼロ点復帰) ■加熱停止ボタン(現時点ホールド) ■ハッチロックセンサー (ロック未完了時は圧力充填不可) |
- 生産の主体となる金属の種類・形状・ご希望の鋳造条件などにより装置のカスタマイズも可能です。
- 御社の安全基準にあわせた安全機構にも対応致します。
- ボディカラーの変更にも対応致します。
※色や塗装方法などによりご希望色に対応できない場合があります。
※写真は放射温度計(オプション)付き
※ステンレスのみの鋳造(プラチナ合金の鋳造を行わない)の場合、鋳型回転機構が搭載されていないデジタル式加圧鋳造機(YGP-7D2)も取り扱っております。
※設置には、専用の電気工事が必要です。
※コンプレッサー又は、金属の種類により不活性ガスが別途必要です。
※冷却水配管工事が別途必要です。
詳しい設置条件はこちらからご覧いただけます。
※海外の設置の場合ダウントランスが必要です。
※設置環境によりノイズフィルターが必要な場合があります。
※仕様及び外観は、改善の為予告なく変更する場合があります
※本機は該当品のため、海外への設置・移設には輸出許可が必要です。
付属品
高融点用のシリカ製ルツボ。ホワイトゴールド専用のルツボもあります。
1250℃以下の金属の溶解に使用するルツボ。ルツボカバーに装着して使用します。
7Aカーボンルツボのソケット。(底部に穴あり)溶解ルツボではありません。
鋳型回転用の鋳型を乗せる回転台。上面に鋳型ベースや高さ調整用のアジャスターを乗せます。
鋳型を置くための耐火性鋳型台。ターンテーブルの上に装着します。
鋳型の高さを調整するアジャスタ。鋳型の高さが低い場合に鋳型ベースの下に置きます。
鋳型の長さに合わせて S・M・L の組み合わせで高さを調整して使用します。
鋳型の長さに合わせて S・M・L の組み合わせで高さを調整して使用します。
鋳型の長さに合わせて S・M・L の組み合わせで高さを調整して使用します。
鋳型回転スペーサーを固定するための取り付け金具です。
鋳型チャンバー内に装着する銅製のトレイ。万が一溶けた地金がこぼれた場合の保護用です。
チャンバー内の地金の跳ねなどから鋳型回転部を守る用途で使用します。
チャンバーハッチの覗き窓に装着されているパーツで予備としてセットされています。
加熱コイル交換の時に使用する専用レンチです。
冷却水の入口と出口に配管する耐圧ホースを留めるためのホースバンド。
エアー配管のサイズが合わない場合のアジャスタ。
電源接続用の三相(4芯)ケーブル。標準装備は5m。
300ℓ/分のロータリー式真空ポンプ。配管ジョイントと真空オイルがセットになっています。
鋳造品実用例
工芸品・宝飾品から機械パーツ試作品や試験片まで、様々な金属を色々な形に・・・
溶解金属と溶解量
カーボンルツボ
容 積:45 cc
溶解量:36 cc
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シリカルツボ
容 積:50 cc
溶解量:40 cc
金合金・銀合金・銅合金・プラチナ・パラジウム・ステンレス等
カーボンルツボで溶解する金属 シリカルツボで溶解する金属
■ パラジウムを含有するホワイトゴールドは、Pdの含有量によりシリカルツボでの溶解を推奨します。
■ 銅合金であっても、ニッケルを多く含有する白銅や洋白銀など融点が1200℃を超える合金の溶解にはシリカルツボでの溶解を推奨します。
■ 純鉄や銑鉄など変態点を持つ鉄系合金の場合、鉄の含有量や溶解量などにより専用機が必要な場合があります。
■ ハンダ材系の低融点合金のバビットメタル(ホワイトメタル)やピューターなどのスズ・亜鉛合金の溶解・鋳造には、電気抵抗式の溶解炉や希望する製品の形状によってはラバーキャスト遠心鋳造機をお勧めします。
※ ご購入前に対象となる金属の種類をお知らせ下さい。複数の合金を鋳造する場合には、溶解量や合金の種類(組み合わせ)により、装置の設定が必要な場合があります。
※ 変態点を持つ鉄系合金の場合、鉄の含有量や溶解量などにより専用機が必要な場合があります。
※ ステンレスなどの鉄系金属やインコロイなどニッケル含有が多いニッケル合金で融点1200℃以上の金属のみが鋳造対象となる場合には、鋳造物のサイズによっては 真空加圧鋳造機をお勧めします
※ 高融点ホワイトゴールドを除くカラーゴールドなどの金合金や真鍮などの銅合金、銀合金、ジェラルミンなどのアルミニウム合金のみが鋳造対象となる場合には、鋳造量や鋳造物のサイズにより、真空吸引加圧鋳造機をお勧めします。
※ チタンやジルコニウムなどには、専用のアルゴンアークチタン鋳造機をご使用下さい。
スターターキット
推奨される初期導入の消耗材料と器具(一例)
弊社は、装置を導入後の当座必要となる消耗材料や、最低限必要な交換パーツなどを装置の導入時にご購入いただくことを強く推奨しております。数量等はご購入前に弊社営業スタッフとご相談いただき、お見積り書にご記載いたします。
鋳造目的の金属の種類により以下の内容と異なる場合がありますので予めご了承ください。
高融点用のシリカ製ルツボ。ホワイトゴールド専用のルツボもあります。
1250℃以下の金属の溶解に使用するルツボ。ルツボカバーに装着して使用します。
7Aカーボンルツボのソケット。(底部に穴あり)溶解ルツボではありません。
加熱コイルは半消耗パーツです。万が一の場合に備えての予備用です。
プラチナ鋳造で白金加圧専用のワックスツリーを作るためのメインスプルーと湯口用のゴム型です。
溶解時の高融点金属を攪拌するための攪拌棒です。
100%シリカの高融点金属専用の埋没材。あらゆる金属(チタンを除く)に使用できます。
シリカ系の埋没材ですが鋳型の脱水に使用します。
バインダー水溶液とシリカ系埋没材を混錬し、スラリーを鋳型に流し込んだ後の脱水に使用します。
高融点金属用の鋳型枠。表面に耐火処理が施されています。※上記以外のサイズあり
通常の金属用の鋳型枠。金・銀・銅合金などで使用します。※上記以外のサイズあり
金属溶解時のガスを抜くための添加物です。写真はプラチナ用50g。
オプション
任意でお選びいただける補助機能機器
■ 放射温度計
高融点用の測温装置です。ルツボ内の溶けた金属の光を感知し温度(摂氏)換算する装置です。
自動/手動セレクトボタンを『自動』を選択した場合、ルツボ内の溶湯が入力した鋳型温度に到達すると自動傾注を行います。また『手動』を選択すると、傾注のタイミングをブザーで知らせます。
オプション付き型式:YGP-7At
※ステンレス鋳造での測温値は、実際の温度と異なります。鋳造のタイミング値としてご利用下さい。
■ 冷却水循環装置又は、冷却機能付き循環装置(チラー)
■ 冷却水循環用ポンプ
■ ノイズフィルター
■ ダウントランス(海外での使用時)
※設置場所の環境や条件等により一部のオプション装備が必須となる場合もあります。