圧迫鋳造(あっぱくちゅうぞう)
Hand Presser Casting
加圧鋳造法の原点とされる。
圧迫鋳造は、粘土などの耐圧材(古くはアスベストに粘土を混ぜたもの)に水分を含ませたものを圧迫蓋に詰める。
鋳型の湯口で金属を溶かし、充分溶けた段階で準備した圧迫蓋を湯口に押し当てる。溶湯の熱で含んだ水分が蒸発し、この水蒸気圧力で溶湯を鋳型内に押し込む圧力鋳造方法。
圧迫鋳造の場合、湯口で金属を溶かすため、溶湯の表面張力が維持できないほどの太さの湯道を取り付けると圧迫蓋を押し当てる前に溶湯が鋳型に侵入してしまうため、湯道の太さを補足する(金属にもよるが一般的に0.8から1.2mm程度)。
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