鋳造用語集

硼砂(ほうしゃ)
Borax

四硼酸ナトリウムの水化物(Na2B4O7・10H2O)で、350から400℃で[sg_popup id="7701" event="click"]無水物[/sg_popup]になり、878℃で溶融しガラス状になる。
金属酸化物を溶解するので、[sg_popup id="9492" event="click"]鉄鋼[/sg_popup]の精錬では鉱石の溶解を促進しながら鉄鋼に含まれる[sg_popup id="3614" event="click"]スラグ[/sg_popup]の除去に用いられたり、[sg_popup id="7567" event="click"]非鉄合金[/sg_popup]の溶湯界面に浮く[sg_popup id="3615" event="click"]のろ[/sg_popup]の除去剤として用いられる。
[sg_popup id="777" event="click"]溶湯[/sg_popup]に投入し、溶湯表面の[sg_popup id="685" event="click"]酸化[/sg_popup]を防ぎながら、界面をガラス状の膜で覆い、外部からのガスの侵入を防ぐ。
混同しがちだが、硼砂から単体分離したホウ素は、脱酸効果があるが、硼砂自体には還元性がないため[sg_popup id="721" event="click"]脱酸材[/sg_popup]とは異なる。

[sg_popup id="3595" event="click"]ロウ付け[/sg_popup]では、ロウ材の流れを良くするため硼砂単体、または硼酸と混合(硼酸45%・硼砂55%)してロウ材の溶剤(フラックス)として使われる。

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