一方向性凝固(いちほうこうせいぎょうこ)
Directive Solidification
特定の一方向に温度勾配をつけ、順次その方向に溶湯を凝固させること。
鋳造物の先端(製品部の先端)から堰方向に向かって順番に凝固がはじまり、湯道、センタースプルーの順で凝固が進み、最後に押し湯が凝固すること。
指向性凝固と同義語。

合金の凝固では、温度勾配と凝固速度の比(G/R比)により、凝固現象や結晶成長が変わり、金属の機械的、物理的強度が変わる。
また、冷却速度により偏析や内引けなどの収縮鋳巣の発生に直結する。
→ 凝固とは
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