双晶(そうしょう)
Crystal Twining
2つの結晶が結合して1つになり、格子面(化粧内の平面)を境に原子配列の向きが鏡像関係(互いに対象の位置)になる状態を指す。
「塑形変形」によるものと「焼きなまし」による再結晶でできるものと2種類ある。
天然に産する代表的な双晶物は、石英・カルサイト・石膏などがある。
クロスニコル顕微鏡で観察すると、石英は平衝な二つの六角形の結晶が交差して見え、カルサイトは平衝な二つの三角形の結晶が重なり合うように見え、石膏は平行な長方形の結晶が交差して見える。
花崗岩中の斜長石のアルバイト式双晶(自然史博物館のページより)
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