脱水工程(だっすいこうてい)
Dehydration Process
シリカ系埋没材の鋳型作製工程で、埋没材のスラリーから一定の水分を抜く工程。脱水にかける時間や気温も結果に影響する。
また、脱水中の鋳型に振動が加わると揺り戻り現象がおき、焼成時に鋳型の割れを誘発する場合があるので注意する。
■ 脱水イメージ
最低10cm以上の深さのある容器に脱水粉を敷き詰める。
この上に埋没完了後の鋳型を隣り合う間隔を空けて置く。
脱水環境として、振動が無く、室温が20~25℃に保たれている直射日光が当たらない場所で5~8時間程度かけて脱水する。
脱水後の鋳型の上部に水が溜まっている場合には脱水不足の状態のため、更に時間をかけるか脱水が促進される粉を混ぜてから改めて鋳型作りを行う。
脱水中及び脱水後の鋳型には衝撃を与えず、静かに焼成炉に格納し、焼成を開始する。
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