チタン鋳造の残りだま(ちたんちゅうぞうののこりだま)
Remained Scrap by Titanium Casting
チタンは、ルツボの素材と反応して金属組成が変化するため、チタン鋳造では一般的なルツボを使った高周波誘導加熱溶解は行わない。この代わりに銅製のルツボを使用し、アーク炉でアーク溶解を行うのが一般的。(誘導加熱での溶解にはカルシア性のルツボを使う)
アーク溶解では、チタン地金のインゴットに電極から発生するアーク放電を行い、インゴットの中心から溶解する。
インゴットが完全溶解する直前に溶解を停止し、溶けた地金だけを鋳造する。
「残りだま」とは、鋳造で注湯されずに銅ルツボに残ったチタン地金を指す。
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