熱 脆 性(ねつぜいせい)
Thermal Brittleness / Thermal Shortness / Temper Brittleness
一定の熱により金属材料がある特定の温度域で衝撃値(粘り強さ)が急激に小さくなり脆化する現象の総称。
熱脆性は、その温度により3種類に分類される。
| 名 称 | 温 度 | 詳 細 |
| 青熱脆性(せいねつぜいせい) | 200~300℃付近 | 鋼が青い酸化被膜(テンパーカラー)を作る温度で起こる。 |
| 赤熱脆性(せきねつぜいせい) | 800~1000℃付近 | 硫黄(S)などの不純物が原因で、鍛造などの熱間加工中にもろくなる現象。 |
| 白熱脆性(はくねつぜいせい) | 1100℃以上 | 1100℃以上の極めて高い温度で起こるもの。 |
類義語で「熱間脆性(ねっかんぜいせい)」がある。しばしば、「赤熱脆性」と同じ意味で使われることがある。
また、この2つの言葉は、文脈により使い分けがされる。
■ 熱脆性
「ある温度で材料が脆くなる性質」について、一般的・学術的に表現される場合。
■ 熱間脆性
「高温で鍛造やプレス加工をしたら割れてしまった」などの現場でのトラブルや加工性を表現する文脈の場合に使われる。
鋳造用語 索引
