偏析(へんせき)
Segregation
凝固学用語
合金の溶湯が凝固する際、最初に凝固する部分と後から凝固する部分とは一般的に組織を異にする場合があり、これにより鋳造物など、凝固した合金の濃度分布が不均一になる現象。
特に不純物は最後に凝集する。つまり、外部より内部に不純物が溜まり、材質を劣化させる場合が多く見られる。
偏析は、① 局部的に発生するミクロ偏析 (Micro Segregation)/(別名デンドライト偏析(Dendritic Segregation)、これは一般的な偏析のプロセスで発生する正常偏析 (Normal Segregation)と呼ばれる偏析と、② 鋳物の全体的に発生するマクロ偏析 (Macro Segregation)に分類される。
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