圧縮応力(あっしゅくおうりょく)
Compressive Stress
物体を外部から 押しつぶして縮めようとする力 に対し、材料の内部に生じる抵抗力 を指す。
引張応力とは逆の作用をする応力。
■ 発生要因
外部から物体に加わる圧縮荷重(押し付ける力)。
■ 作 用
物体の断面に対して垂直な方向に働き、部材を内側に押し縮めようとする。
■ 特 徴
1. 一般的に、材料は引張応力よりも圧縮応力に対して強い(圧縮強度が高い)傾向があるが、細長い柱状の部材では、圧縮応力が大きくなると座屈(横方向にたわんで破壊すること)が発生することがある。
2. 工学では、引張応力を正(プラス)として扱うのに対し、圧縮応力は負(マイナス)で表して区別することが一般的。
3. 建築では、柱やアーチ構造など、垂直な荷重を支える 部材に主に発生する。
鋳造用語 索引