鋳造用語集

輸出貿易管理令(ゆしゅつぼうえきかんりれい)
Export Control Order / Cabinet Order on Export Control

武器や軍事転用可能な技術・製品が、テロリストや懸念国に渡るのを防ぐための非常に重要なルール。
日本の「外為法(外国為替及び外国貿易法)(国際的な枠組みに基づいたルール)に基づいた具体的な政令(内閣が決めるルール)であり規制品目のリスト。

規制内容

大きく分けて2つの規制の柱がある。

 リスト規制
  武器そのものはもちろん、高性能な工作機械、半導体、炭素繊維、高度な化学物質など。
  性能(スペック)が一定基準を超えている場合、どこに輸出するにも経済産業大臣の許可が必要となる。

 キャッチオール規制
  リストに載っていない「普通の製品」でも、用途や相手によって規制するもの。食品と木材を除くほぼすべての製品が対象となる。
 「大量破壊兵器の開発に使われるかも?」という疑いがある場合(客観要件)、または経産省から「輸出許可の取得」とされた場合(インフォーム要件)に許可が必要になる。

罰 則

このルールを無視して輸出(または技術提供)を行うと、非常に厳しい罰則が科せられる。

■ 刑事罰
  最大10年以下の懲役、または多額の罰金(法人は最大10億円)

 行政制裁
  最大3年間の輸出禁止処分(会社にとっては致命的となる)

■ 社会的制裁
 「テロ支援に関与した可能性がある企業」として名前が公表され、信用が失墜する。

企業が海外へ物を送る際や、海外の顧客に技術(設計図やソフトなど)をメールで送る際には、必ず「該非判定(がいひはんてい)」を行い、「これは規制対象か?」をチェックする作業が必要になる。
最近では、大学の研究室で留学生に技術を教える際なども、この管理が厳しく求められるようになっている。

 

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