鋳造用語集

偽 金(ぎきん)
Aluminum Bronze 

アルミ青銅の別称。
「偽物の金」をさすというよりも「金の代用品」という意味の専門用語として使われる場合が一般的。

なぜ「偽金(ぎきん)」と呼ばれるのか

最大の理由は、その見た目の美しさにある。

■ 黄金色の光沢
磨き上げたアルミ青銅は、本物の金(24金や18金)に非常に近い、深みのある黄金色を放つ。

■ 変色しにくい
アルミニウムが表面に強力な酸化皮膜を作るため、真鍮(黄銅)のようにすぐに黒ずむことがない。
そのため、長い間「金の輝き」を保つことができる。

このことから、昔は「アルミ金」や「偽金」という別名で呼ばれ、金が高価で手に入らない場合の装飾品やボタン、仏具などの代用品として重宝された。

 

 

 

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