鋳造用語集

金(きん)
Gold

古くから知られている元素の一つ。
元素記号のAuは、ラテン語の「太陽の輝き (Aurum)」に由来する。また、英名のGoldは、インドヨーロッパ語の「黄金 (geolo)」に由来する。

古来より高価な金属としてあつかわれている元素の代表格。単体で産出する金属の中で、いわゆる黄金色の輝きをもつ唯一の金属で、腐食しにくいため、その輝きは、失われることがない。
金の場合、可視光の青から紫色にあたる光を吸収するため、残された赤から黄色の光を反射する。
金は電気伝導性に優れ、合金にすると強度も高くなるため電子回路の導線に使用される。
一般金属にも当てはまるが、特に金は、金原子の配置が変化しても、その電子(自由電子)は自由に動くことができるため、もっとも砕けにくく、変形しやすい金属のひとつ。金1グラムで1平方メートルほどに伸ばすことが可能で、この場合、薄さは0.0001mmになる。

元   素   記   号  Au
陽      子      数  79
価   電   子   数  - (N/A)
原      子      量  196.96655
融                点  1064.43
沸                点  2807
密                度  19.32
存      在      度地球  3 ppb   宇宙 0.187
代表的な製品電気回路の電気導線・宝飾品・金貨・金箔

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