鋳造用語集

インジウム
Indium

1863年、ドイツのライリとリヒターが、閃亜鉛鉱(せんあえんこう)の発光スペクトルを測定したところ、藍色の線を見つけた。これがインジウムである。

インジウムは、やわらかい銀白色の金属で、空気中では酸化膜の被膜におおわれているので、安定に存在している。
インジウムの化合物である酸化インジウム(ITO)は伝導性を持ちながら透明であることから、液晶ディスプレーの電極に使われている。
『そのほか、熱伝導の良さから、箔状に延ばしたものが(真空ポンプの一種である)クライオポンプに用いられる。また、インジウムはガラスに弾かれないという特性を持つため、高レベルの真空を求める装置等でパッキンとして利用される』(ウェキペディアより抜粋)

元   素   記   号  In
陽      子      数  49
価   電   子   数  3
原      子      量  114.818
融                点  156.6 
沸                点  2050
密                度  7.31
存      在      度地球  0.05 ppm   宇宙 0.184
代表的な製品液晶ディスプレーの電極・半導体・高真空装置のパッキン

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