内引け(うちびけ)
Internal Shrinkage
鋳物用語。
鋳物内部に発生する収縮鋳巣。
ロストワックス鋳造のブロックモールド法による遠心鋳造で、堰部周辺に発生する洞(ほこら)状の鋳巣は、代表的な内引けである。
外観で見える収縮鋳巣を外引けとよび、内部 (internal) 又は外部 (external) の収縮鋳巣を分けることば。
外部、内部共に溶湯の鋳造温度、鋳型温度、ホットスポットなどによる局部的な温度差に起因する。
確実な指向性凝固が確保できるよう溶湯の温度、湯道の太さや取り付け場所を工夫する。必要であれば湯だまりなどの二次的な防止措置を取り防止する。
外引けイメージ
内引けイメージ
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