残留応力(ざんりゅうおうりょく)
Residual Stress
外部から力が加わっていない状態 でも、材料の内部に いる応力。
■ 発生要因
溶接や鋳造時の金属収縮、熱処理による急激な冷却、機械加工(切削、研磨)、塑性加工(鍛造、圧延)など、不均一な塑性変形 や 体積変化 が生じた後に力が釣り合って残。
■ 特 徴
物体全体で見ると、引張残留応力(引張応力)と圧縮残留応力(圧縮応力)が釣り合っている状態において、引張残留応力は疲労破壊や応力腐食割れの原因となることがあり、圧縮残留応力は逆に疲労強度を向上させる効果を持つ場合がある。
鋳造用語 索引