鋳造用語集

珪砂(けいさ / けいしゃ)
Silica Sand

砂型鋳造の鋳造砂で二酸化ケイ素(SiO2)の耐熱性の高い砂。英名を見ればわかるとおり、シリカの砂であり、つまり石英の粒である。
砂型鋳造法の砂型は、珪砂に7~15%のベントナイトを混ぜ、これにでん粉や石灰を入れ、3~4%の水で練った材料で型を作る。

混同されがちであるが、おなじ音で硅砂がある。
これも二酸化ケイ素であるが、産出する場所で異なる漢字があてられ、使われる用途にも違いがある。
火山活動などでつくられるため、地中から採掘される二酸化ケイ素の塊や粒を珪砂と記載し、海底や川底から産出される二酸化ケイ素の粒を硅砂と記載する。「山」の珪砂は、セラミックス製品などの原料で使われ、「水」の硅砂は太陽発電や半導体で使用される。

 

 

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