スタンプ材(すたんぷざい)
Stamp / Stamp Material / Unshaped Refractory
不定形耐火物とも呼ぶ。
『粉状あるいは練土、泥状の状態で使用れる耐火物の総称』
(コトバンクより抜粋)
写真は、ジルコニア(#42-100)
溶解炉や誘導加熱炉で使用される耐火材量の一種。高温での耐久性や耐食性に優れ、溶解金属の侵入を防ぐために使用される。
スタンプ材は、乾式(Dry Stamp)と湿式(Wet Stamp)の2種類に分けられる。
湿式は、高密度・高耐食性が特徴で、アルミニウムや銅合金の炉体に使用される。
乾式は、膨張係数が小さいため耐スポーリング性(スポール性/熱衝撃や温度勾配による割れる度合い)が優れるため鋳鉄溶解用誘導炉の炉壁材として使われる。
溶解ルツボ用のスタンプ材としては、ドライスタンプのムライト質、マグネシア、アルミナ、ジルコニアなどが使用される。この場合、ルツボソケットと溶解ルツボの空間に粉体のスタンプ材を入れ、万が一溶解ルツボにクラックが発生しても、溶湯がルツボソケットから漏れ出しを防止するためにスタンプ材を使用する。
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