鋳 掛 け(いかけ)
Tinkering
鋳物の不良箇所や経年などにより欠損した箇所に溶金を注いで溶けあわせる補修方法。
溶かした金属を「鋳る」+穴のあいた場所に「掛ける」の造語。
現代では、鋳掛けは、「ロウ付け」と同義で使われることがある。

■ 鋳掛け屋・鋳掛け師
江戸時代では、主に金属製の道具や器を修理する職人仕事を指し、鍋・釜・やかん・鉄瓶・銅製品などにできた穴や割れを、別の金属を溶かして塞ぐ修理技術で、鋳掛け以外でも、農工具などをたたいて修復したりもした。現代でいう「金属修理・リペア専門職」に近い存在で、当時の循環型社会を支える重要な役割を担っていた。職業としての鋳掛けは、江戸、明治、大正と続き、昭和期に入り大量生産がはじまると、新品が安価で手に入るようになったため急速に衰退した。
鋳造用語 索引
