鋳造用語集

潜熱(せんねつ)
Specific Latent Heat / Latent Heat

溶解熱のように、固相の物質が液相転移するときにに必要な熱カロリーを指し、また反対に液相から固相への変態点で熱カロリーが放出される。このときの放出熱を指す。
例えば、ルツボ内に溶解するプラチナ合金が凝固する際、凝固と同時に光を放つ。これが潜熱である。
熱転移と同義語。

潜熱には、液相から気相に変態する場合の「蒸発熱(Heat of Evaporation)」または、「気化熱 (Heat of Vaporization)」や、気体が液体に変態するときに放出される「凝縮熱(Heat of Condensation)」がある。
また、ドライアイスのように固体が気体に変態する昇華にもエネルギーが必要で、その際の潜熱は、「昇華熱(Heat of Sublimation)」とよばれる。これも潜熱のひとつである。

 

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