鋳造用語集

アルゴン
Argon

1892年にイギリスの科学者レーリーが、アルゴンの存在を示唆する論文を発表した。それを読んだラムゼーが研究に加わり、大気中から新たな気体を分離することに成功しアルゴンと命名した。元素名の由来は、ギリシャ語の「怠け者 argos」。

アルゴンは、空気より1.4倍重く、無色・無味・無臭の単元素ガスで、同じ希ガスの[sg_popup id="11256" event="click"]ヘリウム[/sg_popup]や[sg_popup id="11864" event="click"]ネオン[/sg_popup]に比べると、はるかに多く空気中に存在する。
アルゴンは蛍光灯に利用される。蛍光灯には、水銀蒸気と[sg_popup id="7697" event="click"]不活性ガス[/sg_popup]であるアルゴンが充填されている。
電極に放電がおきると、電子が飛び出て[sg_popup id="11281" event="click"]水銀[/sg_popup]原子にぶつかる。ぶつかるときに発生する紫外線がガラス管の内側に塗布されている蛍光体にあたり、白い可視光が発生する。
不活性ガス以外の気体だと、大きな電流が流れてしまうが、アルゴンが封印されていることで、放電が一定に保たれる。

元   素   記   号  Ar
陽      子      数  18
価   電   子   数   0
原      子      量  39.948
融                点  -189.3 
沸                点  -185.8 
密                度  0.001784
存      在      度地球 -   宇宙 1.04×106
代表的な製品蛍光灯(封印ガス)

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