鋳造用語集

アンチモニー / アンチモン
Antimony

古くから知られている元素のひとつ。
元素名の由来は、『11世紀頃にアラビアより錬金術が伝わった際にすでにアンチモンにアラビア語の名が与えられていたので、「アンチモン」という語の語源はアラビア語に由来すると考えられている』(ウェキペディアより抜粋)。また一説には、この金属が単体では見つからないという意味で、ギリシャ語の「孤独を嫌う (アンチモノス) anti-monos」とも云われている。

アンチモンは、ハロゲン化難燃剤と組み合わせて防炎剤の一つとしてカーテン・子供服・玩具・航空機・自動車のシートカバーなどの繊維に含まれている。
[sg_popup id="11269" event="click"]鉛[/sg_popup]との合金で様々な有益性を向上させることができる。
また、鉛電池の電極に転化することにより強度と帯電特性を向上させることができる。鉛合金の強度が上がるため、電気ケーブル・鉛ハンダ・活字合金・オルガンパイプ・銃弾の弾頭にも使われている。
合金の融点を下げる目的で[sg_popup id="11271" event="click"]銅[/sg_popup]やその他の元素を混ぜて鋳造用合金の添加金属としても使われている。

急性アンチモン中毒など、毒性がヒ素の化学的特性と類似するため、硫化アンチモンを除いたアンチモン化合物は劇物に指定されている。

元   素   記   号  Ir
陽      子      数  49
価   電   子   数  - (N/A)
原      子      量  192.217
融                点  2410
沸                点  4130
密                度  22.56
存      在      度地球  0.1 ppb   宇宙 0.661
代表的な製品布の難燃剤・鉛ハンダ・電気ケーブル・活字合金・オルガンパイプ・銃弾の弾頭

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