カルシウム
Calcium
1807年、イングランドの化学者デービーが石灰を電気分解してカルシウムを発見した。
元素名の由来は、ラテン語の「石灰 (calx)」やギリシャ語の「小石(chalix)」に由来し、デービー自身が命名した。
カルシウムは、セメントやモルタルなどの建築用資材に多用され、消石灰の原料としても使われる。
金属としての利用はほとんどないが、金属関連の用途としては、カルシアとしてルツボの材料、フッ化カルシウム(蛍石)が銅の精錬に融剤としてもちいられた。
また、高炉で銑鉄を精錬する際に投入され、シリカやアルミナのスラグをつくり銑鉄から分離する用途で使われる。
金に微量のカルシウムをまぜると、金を硬くすることができる。
元 素 記 号 | Ca |
陽 子 数 | 20 |
価 電 子 数 | 2 |
原 子 量 | 40.078 |
融 点 | 839 |
沸 点 | 1484 |
密 度 | 1.55 |
存 在 度 | 地球 5万2900 ppm 宇宙 6.11×104 |
代表的な製品 | サプリメント・セメント・モルタル・石膏ボード・消石灰・耐火材 |
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