シアン化物(しあんかぶつ)
Cyanide
『シアン化物イオン(CN-)をアニオン(陰イオン)として持つ塩を指す。
シアン化合物・青酸化合物・青酸塩・青化物とも呼ばれる。
代表例としては、シアン化ナトリウム (NaCN)、シアン化カリウム (KCN) などがある。』
(Wiblio辞典より)
シアン化物(青酸化合物)は、化学的に非常に反応性が高く、微量でも人体に強い毒性を示す物質の総称。
科学的・産業的には非常に重要な役割も持っている。
シアン化合物の「もと」となる成分は自然界の植物にも含まれている(シアン配糖体と呼ばれる)。
■ 含まれる植物
ウメ、アンズ、スモモ、モモなどの未熟な果実や種子、キャッサバなど。
■ 注 意 点
これらを大量に生で食べると、体内で酵素によってシアン化水素が発生し、中毒を起こす可能性がある。
ただし、熟したり加工(加熱・乾燥)したりすることで毒性は消失または激減する。
代表的な物質
■ シアン化シアン化水素 (HCN)
特徴的な「アーモンド臭(苦扁桃臭)」を持つ無色の気体または液体。
■ シアン化カリウム (KCN)
通称「青酸カリ」。白い固体の塩。
■ シアン化ナトリウム (NaCN)
工業的に最も広く使われる白い固体の塩。
工業用途
毒性のイメージが強いが、その高い反応性を活かして、私たちの生活を支える様々な場面で使用されている。
■ 金属メッキ
金や銀のメッキ加工において、金属を溶かす溶媒として不可欠。
■ 金 鉱 山
鉱石から微量の金を抽出する「シアン化法」に使われる。
■ 化学合成
プラスチック、合成繊維、医薬品などの原料として広く利用されている。
鋳造用語 索引
