鋳造用語集

不変反応(ふへんはんのう)
Invariant Reaction

一定圧力下において、3つの相が平衡する特定の温度・組成でのみ起こる相変化。
反応中は自由度がゼロとなるため、温度および組成は一定に保たれる。状態図上では、この反応は「不変点」と呼ばれる一点で表される。

二元合金では、共晶反応包晶反応共析反応包析反応の4種類が代表的な不変反応である。共晶反応・包晶反応では「液相+2つの固相」が、共析反応・包析反応では「3つの固相」が平衡する。

不変反応中は三相が平衡状態で共存するため、温度は一定(例えば共晶反応では共晶温度)、組成も一定に保たれる。
自由度がゼロとは、不変点から温度や組成をわずかでも変えると三相平衡が維持できなくなることを意味する。
例えば共晶点では、温度をわずかに上げると液相のみとなり、逆にわずかに下げると共晶反応が完了して液相は消失する。
このように、不変反応は状態図上の一点(不変点)でのみ成立する。

 

 

不  変  反  応反   応  式
共晶反応Eutectic ReactionL→α+β
包晶反応Peritectic ReactionL+α→β
共析反応Eutectoid Reactionγ→α+β
包析反応Peritectoid Reactionα+β→γ

 

不変反応と変態のちがい

不変反応は、平衡図上での反応を指し、変態はその反応により「核生成」→「成長」→「組織形成」まで含めた現象を指す。

 

技術者にとって不変反応が重要な理由

例えば、「パーライト生成」「共晶組織形成」「包晶凝固」などは全て不変反応から始まる。

 

 

 

 

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