鋳造用語集

ニオブ
Niobium

1801年、イングランドのハチェットがアメリカ合衆国のコネチカット州から送られた黒色鉱物の中にタンタルに似た新元素を確認し、Columbiumと名付けた。この『コロンビウム』がニオブに相当する。
タンタルとニオブは物理的・化学的に似ているという理由から、ニオブは、[sg_popup id="11709" event="click"]タンタル[/sg_popup]の語源であるギリシャ神話のタンタロス(Tantalus)=リューデリア王の娘であり、ゼウスが最初に愛した人間の女性であるとされるニオべーからとられた。

ニオブも[sg_popup id="11338" event="click"]チタニウム[/sg_popup]やタンタルと同じように金属アレルギーを非常に起こしにくい金属。
ニオブは、チタンとの合金で極低温下で超伝導体となり、リニアモーターカーの電磁石に使われている。

微量のニオブを鉄系金属に混ぜると[sg_popup id="9492" event="click"]鋼[/sg_popup]の靭性が増す。

元   素   記   号  Nb
陽      子      数  41
価   電   子   数  - (N/A)
原      子      量  92.90638
融                点  2468
沸                点  4742 
密                度  16.654
存      在      度地球  約11 ppm   宇宙  0.698
代表的な製品チタンとの合金で、リニアモーターカーの電磁石

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