鋳造用語集

結晶のすべり(けっしょうのすべり)
Slip System

『金属の特有な性質であり、結晶内の原子配列が1つの原子面(すべり面)を境に上下両端が互いに移動する現象。
このすべりは、金属の結晶塑性に関連している。
具体的には、1つの結晶内の原子がすべり面を境に上下に移動することで、結晶は変化する。
このすべりの基本機構は、転位と呼ばれるものにより実現される。転位は結晶内で波のように移動し、結晶は集積によりどんな形にも変形できるようになる。
金属において結晶塑性が可能である理由は、結晶内の原子が同質の陽イオンで結ばれているため、隣接原子が交代してもその関係がかわらないからである。一方イオン結晶では隣接原子が交代すると同符イオンが隣接することになり、反発力が生じて破壊される。』
(Gopilotより抜粋)

これは、結晶格子構造に由来する。規則格子の面心立方格子を構造を持つ金属では、結晶のすべりが起きやすく、次いで体心立方構造を持つ金属となる。六方最密構造を持つ金属ではこの現象は起きにくい。

 

 

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