ニッケル
Nickel
1751年、スウェーデンのクローンステットが分離に成功した。
元素名の由来は、ドイツ語の「銅の悪魔 (Kupfernickel)」から命名。ニッケルの鉱石には、銅鉱石に似た赤い色をしたものがある。そこから銅を取り出そうとして何度も失敗し、精錬時に有毒な蒸気が発生することなどにより、こう呼ばれるようになった。
ニッケルは、腐食や酸化に耐性があり、また、表面に不動態[被膜があるため錆びない。常温で安定な金属でありメッキとして使われる。
ニッケルを含んだ形状記憶合金は、人工衛星や太陽電池パネルのバネ部分でも使用される。
銅と混合して白銅としても多用されている。この銅とニッケルの合金は100円硬貨や50円硬貨でも使われている。
元 素 記 号 | Ni |
陽 子 数 | 28 |
価 電 子 数 | - (N/A) |
原 子 量 | 195.078 |
融 点 | 1772 |
沸 点 | 3830 |
密 度 | 21.45 |
存 在 度 | 地球 1 ppb 宇宙 1.34 |
代表的な製品 | 形状記憶合金・太陽パネルのバネ部 |
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