塩素(えんそ)
Chlorine
1774年、スウェーデンのシェーレが、二酸化マンガンに塩酸を加えて発見した。当初は化合物と考えられていた。
元素名の由来は、ギリシャ語の「黄緑色(Chloros)」からとられた。また、日本語の塩素の由来は、食塩の主成分であることから江戸時代後期に「塩素」と名付けられた。
塩素は、強い酸化力と殺菌力があるため、衣類や食器の漂白剤や飲用水の消毒薬として使用される。
一方で酸生物と混合すると塩素ガスが発生するため毒性も持ち合わせている。また、オゾン層が破壊されて発生するオゾンホールの原因物質としても指摘されている。
| 元 素 記 号 | Cl |
| 陽 子 数 | 17 |
| 価 電 子 数 | 7 |
| 原 子 量 | 35.453 |
| 融 点 | -101.0 |
| 沸 点 | -33.97 |
| 密 度 | 0.003214 |
| 存 在 度 | 地球 130 ppm 宇宙 5240 |
| 代表的な製品 | 漂白剤・消毒薬 |
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