鋳造用語集

火斑(ひむら)
Copper Spotting

彫金用語。
を混ぜた合金が凝固する際に発生する現象で、一部の表面に銅成分が表面に析出して銀銅合金の一部の色が黒く浮き出る現象。
銅と銀を混ぜた二元合金ではその大部分が固溶しない。混合率によっては、液相線固相線に開きがあり、銅の凝固(結晶)が銀の凝固(結晶)より遅くなるため、銀と銅が偏析して凝固の遅い銅が銀-銅合金の表面層に析出しやすくなる。この表面の銅が酸化した黒い酸化銅を火斑と呼ぶ。

 

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