マグネシウム
Magnesium
1755年、スコットランドのブラックがマグネシウムを初めて元素として認識した。後年の1808年にデービーが金属を単離し、ギリシャのマグネシア地区にあったマグネシア石を由来として「マグネシウム」と名付けた。
マグネシウム合金は軽量で堅牢なため、ノートパソコンの外箱などに使われている。
マグネシウムは非常に燃えやすいため、防爆処理など全上の取り扱いに注意が必要だが、九州大学の研究で鋳造用マグネシウムが開発され、次世代の鋳造用地金としても注目をあびている。実用化に至れば、ステンレスやアルミニウムに変わる軽量金属となる可能性が高い。
打ち上げ花火の白い色は、マグネシウムの火花。
元 素 記 号 | Mg |
陽 子 数 | 12 |
価 電 子 数 | 2 |
原 子 量 | 24.3050 |
融 点 | 648.8 |
沸 点 | 1090 |
密 度 | 7.738 |
存 在 度 | 地球 3万2000ppm 宇宙 1.074×106 |
代表的な製品 | 花火・ノートパソコンの外箱 |
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