鋳造用語集

高融点ホワイトゴールド(こうゆうてんほわいとごーるど)
High Temperature White Gold / Soft White Gold / Palladium White Gold

融点が1300℃以上のホワイトゴールドを指す。通常パラジウムが主体のソフトホワイトゴールドの場合が多い。

例えば、K18WGの場合、金75%に対してパラジウムの配合比が7%以上のものが高融点WGとなる。
このため、鋳造の際には高融点金属用のシリカ系埋没材が使われる。ニッケル主体のホワイトゴールドに比べ色相は白により近いが硬度は低い。

ニッケルの代わりに高価なパラジウムが使われる理由は、ニッケル系WGの色相が黄色味を帯びており、過去において消費者からのホワイト(白)ではないとのクレームが殺到した。このため、より色が白くなるパラジウムを使用したからである。
また、ニッケルは金属アレルギー反応が強く、PL法の観点から脱ニッケルの傾向があるからである。
ヨーロッパの基準ではニッケル含有率が約7%以下であれば脱アレルギー(ニッケルレス)の基準に適合しているようすである。

 

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