水銀(すいぎん)
Mercury
古くから知られる元素の一つ。
元素名の由来は、ローマ神話の商売の神「メルクリウス (Mercurius)」。
紀元前221年、中国を統一した秦の始皇帝陵の地下には、水銀の海があったといわれている。
水銀は、金と混ぜアマルガムにして虫歯の充填金属として使われたり、古くは塗金(ときん)とよばれ、大仏などの表面金メッキの工法として利用された。
水銀は、その温度膨張を利用して体温計に使われている。
しかし、一方では、水銀の強い毒性から、現在では、あらゆる製品などに対して、使用を制限されていおり、2020年より、水銀を使った製品の輸出入が禁止となっている。
日本での水銀に対する環境基準は、0.0005mg以下とされている。また、土壌汚染対策法においての土壌含有量基準は、15mg/kgと定められている。
元 素 記 号 | Hg |
陽 子 数 | 80 |
価 電 子 数 | - (N/A) |
原 子 量 | 200.59 |
融 点 | -38.87 |
沸 点 | 356.58 |
密 度 | 13.546 |
存 在 度 | 地球 0.05 ppm 宇宙 0.34 |
代表的な製品 | 体温計・アマルガム |
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