ルテニウム
Ruthenium
ドイツのオサンが白金鋼の中で発見し、1845年にクラウスが元素を得た。
元素名は、クラウスの出身国(現在のエストニア)のラテン名「ロシア (Ruthenia)」をあてた。
白金族のひとつ。
ハードディスクの円盤の磁性層に使用され、記憶量の増大に貢献している。
同じ白金族のプラチナと混ぜ、プラチナ宝飾品の素材として使用されている。
コバルトと同様にプラチナ合金の硬度を上げる目的でルテニウムを混ぜるが、ルテニウムの混合率が白金合金の総重量の3%台の場合、鋳造品に著しく収縮鋳巣が発生する。この為、割り金としての混合率は2%または4%以上が望ましい。
| 元 素 記 号 | Ru |
| 陽 子 数 | 44 |
| 価 電 子 数 | - (N/A) |
| 原 子 量 | 101.07 |
| 融 点 | 2310 |
| 沸 点 | 2310 |
| 密 度 | 12.37 |
| 存 在 度 | 地球 1 ppb 宇宙 1.86 |
| 代表的な製品 | ハードディスクの円盤・プラチナ合金の割金 |
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